関心があるのは「禅」で、仏教ではない?
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禅を世界にひろめたキーパーソン「鈴木大拙」
金沢市の出身で東大哲学科に学び、鎌倉の円覚寺で禅の修行を積みました。アメリカに渡って、禅について英語でわかりやく紹介した本を著すと世界中で広く読まれるようになり、戦後、ニューヨークのコロンビア大学で禅を教えました。
「マインドフルネス」で見直されている禅
ベトナム戦争やフランスの五月革命や日本の全共闘運動があり、多くの若者が自分の在り方、生き方を模索した「曲がり角の時代」の1960年代、禅は世界で広く受け入れられましたが、ビジネスの世界では2008年に起きた「リーマンショック」がまさに曲がり角でした。成長最優先、効率最優先、勝者総取りの路線が挫折したこの時期に、ビジネスエリートの間では西欧近代とは異なる思想や価値観から次の時代のヒントを得ようと、禅が改めて見直される動きがみられました。
その背景にあったのは「マインドフルネス」の隆盛ぶりです。それは自分の内面を客観的に見つめ直すことで心のコンディションを整えるトレーニングで、とりわけ瞑想を重視しています。しかも、現代のビジネスで重要視されるクリエイティビティ(創造性)を養うのに瞑想が効果的であることが最新の脳科学で科学的に裏付けられました。瞑想のルーツの一つは座禅ですから、禅にも自然と関心が向かうようになりました。
昨今のマインドフルネス、瞑想から座禅に向かう流れの中で、世界で禅をたしなむ人の関心が曹洞宗の開祖道元が説いた座禅の基本理念「只管打座(しかんたざ)」に及ぶことはありそうです。しかし、難解な「禅問答」や禅宗の開祖達磨大師の思想にまでくわしいのは、よほど禅にのめりこんでいる上級者で、少数派でしょう。
ですから日本人としては、たとえ禅の思想そのものには詳しくなく、それを何も語れなくても、一向にかまわないのです。その影響を受けた日本文化の「わび・さび」とか、禅寺の枯山水の庭園、茶室、水墨画などについてその良さが語れたら、それだけでも禅に関心を持つ欧米人に一目置かれるかもしれません。とはいえ一度ぐらいは禅寺で座禅を組んでみるのも、体験を語れるようになるので好都合でしょう。
外国人が禅の思想について深く知りたければ専門家である禅僧と話をすればいいので、ふつうの日本人にそこまでは求めていません。それよりは、日本人と日本の文化について話をしてみたいのです。
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参考URL:
https://www.excite.co.jp/news/article/Sinkan_index_6714/
https://kurashi-no.jp/I0015179
https://biz.trans-suite.jp/16636
https://diamond.jp/articles/-/107724
