さらには、費用の累計と転売価格の差分は利益として計上可能であり、資産運用(投資)の要素すらあります。例えば、自ら使う乗用車の購入であっても、富裕層であればこそ、このようなことを多面的に検討しながら決断を下すケースが多いのですね。お金回りが良いはずの中小企業経営者(オーナー)が、敢えて法人名義で購入した4年落ちの中古メルセデスなどを愛用していたりしますが、この辺りに理由があります。しかも、4ドア・セダンで、濃紺、黒、灰色などの地味なボディカラーが多数派だったりします。
いずれにせよ、富裕層はその属性ゆえに、実用品であれ嗜好品であれ、節税、もしくは投資の要素を持つ消費を好む傾向が強くなります。つまり、消費を節税か投資に転換できるストーリー性を売り手から提示できると、富裕層の需要を喚起しやすくなるのです。例を挙げれば、子や孫にも引き継げて、高額な相場で転売可能なビンテージ物のコインや高級腕時計、長期運用できて譲渡可能な保険商品、所有地でのアパート建設などは、消費を節税や投資に転換できるストーリー性を示しやすいですね。
成功者に共通のお金に関する習慣は3つ?生きた使い方こそ全て
成功者のお金に関する習慣と聞いて、何をイメージしますか。長財布を使うことでしょうか、それとも海外投資をすることでしょうか。成功者に共通したお金の習慣は、実際にはもっと本質的で、シンプルなものです。一言で表せば、「生きたお金の使い方をする、」これに尽きます。