2018.8.29
中でも首都・バンコクは、異国情緒に溢れる街並みを残しつつ、東南アジアのハブとしても急成長しており、伝統と近代化が融合した独自の魅力を形成しています。
そんなバンコクに惹かれ、いつかこの地で暮らしてみたいと思った人のために、実際にバンコクで生活する際に掛かる生活費などを紹介します。
1カ月あたり一体どのくらいのお金があればよいのか?日本の暮らしとの相違点は何なのか?今後の人生設計の参考にしてみて下さい。
移動にオススメの「BTS」
タイといえば、シンボル的な存在ともいえる「トゥクトゥク(タクシーのような屋根付きの三輪自動車)」や、川を運航するボートなど、様々な乗り物を楽しむことができますが…実際に暮らして移動をする場合には鉄道をオススメします。
実はバンコクは、世界でも1・2を争う“交通渋滞都市”。首都への人口密集や自動車所有率の増加に、道路上のインフラ整備が追いついていないことが原因とされています。特に朝の通勤・通学時間帯の7時〜9時ごろは、日本の帰省シーズンの交通渋滞のような状態に見舞われることもあるので、注意が必要です。
そこで、街中の交通移動手段として役立つのが「BTS(高架鉄道)」です。サイアムや、ラーチャダムリ通り、シーロム通りなどの主要区間を、6:00~24:00の間、約4~8分間隔で運行しています。
運賃は16THB〜59THB程度(日本円で53円〜195円程度 ※1バーツ=3.3円とした場合)で、日本の鉄道と比べると非常に安価です。
移住後、毎日のように「BTS」を利用するのなら、駅の窓口で「ラビット・カード」を購入すると便利です。チャージ式のプリペイドカード(IC乗車券)で、発行手数料は100THB、初回利用時に最低100THBの金額チャージが必要です。これらを合わせても、タイでの交通費は1か月で5,000円あれば十分と言えるでしょう。
ちなみに…タイ人は非常に“時間にルーズ”として知られています。渋滞を理由に1時間程度の遅刻をしても、あまり気に留めない人も多いので、現地で仕事や待ち合わせをする場合は“特有の時間感覚”に慣れることも重要です。
「いつかは住みたい」メルボルンでの生活費

イギリスのエコノミスト誌が毎年調査している「世界で最も住みやすい都市」ランキングにおいて、6年連続1位に選ばれているオーストラリア・メルボルン。豊かな緑が街中のいたるところにあふれ、公園も多いことから別名「ガーデンシティ」とも呼ばれています。