2019年9月17日 更新

なぜキャッシュレス化を進めるのか。日本の狙いとは

日本では政府主導でキャッシュレス化を推進しています。なぜそこまでキャッシュレスを普及させる必要があるのでしょうか。

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2019.9.17

キャッシュレス化を進める理由・日本の狙いは?

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日本では政府主導でキャッシュレス化を推進しています。なぜそこまでキャッシュレスを普及させる必要があるのでしょうか。

日本におけるキャッシュレス化推進

日本では政府が主導してキャッシュレス化を進めようとしています。その方針として、以下のようなものを掲げています。(※1)
① 「日本再興戦略」改訂2014

2020年のオリンピック・パラリンピックなどを踏まえて、キャッシュレス決済による決済の利便性・効率性の向上を図る

② 「日本再興戦略2016」

・「キャッシュレス化に向けた方策」の推進 
・外国人が訪れる主要観光施設などでカード対応するといった観光ビジョンの推進
・ビッグデータの利活用

③ 「未来投資戦略2017」

・2027年6月までに、キャッシュレス決済比率を4割程度とすることを目指す
・FinTech の活用などを通じた消費データの更なる共有・利活用促進のため、クレジットカードデータ利用に係る API 連携の促進などの環境整備

(参考:経済産業省「キャッシュレス研究会の方向性」)

キャッシュレス化で税収確保の徹底

政府が発表するキャッシュレス化の目的はインバウンドの増加と決済の利便性向上ですが、チェックすべきは③の最後の項目です。

経済産業省が発表した「キャッシュレス・ビジョン」には明確に、「キャッシュレス推進は(途中略)不透明な現金流通の抑制による税収向上につながる」と記しています。(※2)
これは個人の消費によるお金の流れはデータとして利用され、税収につながることを意味します。個人事業主なども経費として計上したものは、いつどこで購入したものなのかが把握できるというわけです。

日本で決済革命は起こせるか「脱・現金」

政府主導で推進されるキャッシュレス化ですが、日本で決済革命は起こるのでしょうか。

世界の各国のキャッシュレス決済比率

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