2019年6月19日 更新

富裕層はシンガポールを目指す?石を投げればお金持ちに当たる国

シンガポールに移住した富裕層の筆頭格と言えば、著名投資家のジム・ロジャーズ氏でしょう。英語と中国語を同時に学べる環境を子供に与えたいというのが、同氏が移住した大きな理由でした。言わずもがな、シンガポールには富裕層を惹き付ける他の魅力もあるのですね。

それでも、小金持ちクラスにまでこの動きが拡大することはあり得ません。なぜなら、シンガポールは基本、働かない外国人が長期的に生活できるビザを発行しないためです。例えば、GIP(グローバル・インベスタープログラム)と呼ばれる、投資家としてシンガポールの永住権を申請する要件を見てみましょう。
・250万シンガポールドル以上を新規事業か、既存事業の拡大に投資すること
・もしくは、250万シンガポールドル以上をシンガポール政府指定のファンドに投資すること
つまり、約2億円をキャッシュでポンと支払える超富裕層クラス並みの経済力がなければ、投資家としてシンガポールの永住ビザを取得することは不可能、ということです。敢えて年収で言えば、1億円をクリアして初めてシンガポールが移住候補地となる感じでしょうか。ちなみに、先に米朝首脳会談が行われたセントーサ島は、シンガポールでも超富裕層が住まう別天地で、年収1億円超で当然という感じのエリアです。車はRolls-Royce、Bentley、Ferrariで当たり前、MercedesやBMW、レクサスなんて大衆車という感覚ですね。

Kenneth S

総合商社のIT戦略担当からIT系ベンチャー企業の経営補佐などを経て、現在は海外在住の個人投資業。時折、物書きもしている。
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