例えば、会社の利益が大きく残りそうな年度に、4年落ちで中古のMercedesのSクラス4ドアセダンを社用車として購入し、社長が2年間使ったとしましょうか。仮に、2年後に取引先が倒産するなどして事業が不振となり、会社の資金繰りに困るようになったとします。そのような際は、車を売却して会社の資金繰りに充てることが可能になる訳です。MercedesやBMW、レクサスなどの高級車で、無難なボディの色であれば、法定耐用年数を過ぎてもそれなりの資産価値が残ります。
需要が多い車種・モデルであるほど、中古車業者からも有利な下取り価格を提示されやすいのです。加えて、4ドアセダン・地味なボディの色にしておけば、高級車でも税務署から社用車として費用計上が認められやすくなる利点もあるのですね。逆に、MercedesのSクラスでも2ドア・クーペなどに乗っているお金持ち社長がいたら、しかもエメラルドグリーンなどのボディの色であれば、自腹を切って購入した自家用車に間違いないでしょう。
富裕層が高級車に乗るのには理由がある

富裕層はとかく高額なモノを所有しているイメージがありますが、高級車もそのひとつです。しかし富裕層が高級車に乗ることにも、それなりの理由があります。