子どもがお金に振り回されないために!お金教育で大切な5つのこと

子どものお年玉ってどうやって管理するのが良いの? 子どもの『 お金教育 』で悩んでいる方は多いのではないでしょうか? 将来お金のことで苦労して欲しくないけど 何をどう教えていけばいいのかわからない。

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子どもにお金の教育をしていきたいけど、何をしていいかわからない
子どものお年玉ってどうやって管理するのが良いの?

子どもの『 お金教育 』で悩んでいる方は多いのではないでしょうか?
将来お金のことで苦労して欲しくないけど
何をどう教えていけばいいのかわからない。

そんな方にオススメの本が高取しづかさんの著書『お金のルール』
これ一冊で子どものお金教育の仕方が勉強できちゃいます。

そこで今日はこの『 お金のルール 』を読んで
感銘を受けたことを5つに分けて紹介したいと思います!

ボクも今小さなムスコがいるので、こちらの本で勉強させてもらってます。
親であるボクたちが適切な知識を蓄えて
子どもにお金の大切なことを伝えていきましょう!

お年玉の正しい使い方。管理方法

この本ではお年玉の使い方について詳しく書かれています。
中でもびっくりしたのが、お年玉っていう文化って
日本と一部のアジア圏の国のみで行われているってこと。

そうなんですね!当たり前のように世界でやってることって思ってました(汗)
著者の方は外国の友人からこんなことを言われたそうです。

お年玉は日本の伝統的習慣だけど
そんな大金を無条件に手にするのは本当に子どものためになっているのか?

お金のルール (子どもが変わる「じぶんルール」の育て方)

 

確かにそう言われてみるとそうですね(汗)
ただでさえ金銭感覚のない子どもに
いきなり数万円のお金が一気に入り込んでくるわけですからね。

もちろんその数万円のお金を自分で考えて、管理できるようになれば
これは素晴らしいお金の勉強になりますが
大人のボクらでも浪費を抑えることが難しい誘惑だらけのこの世の中で
子供が誘惑に打ち勝つのは並大抵のことではない気もします(汗)

正しいお年玉の管理方法はこのように説明されています。

お年玉をいただいたら、「使う分」「貯金する分」と分けさせます。
そして使う分の一部を「寄付」に回すように話してみてはどうでしょう。
お金を自分だけのために使わない、という教育は
将来の子どものお金への付き合い方に繋がるからです

中略

人のために何かをする、分け与えるという考え方でいる方が
長い目で見たら幸せになれると思います。

お金のルール (子どもが変わる「じぶんルール」の育て方)

 

なるほど、これはボーナスの正しい使い方とほぼ同じですね!
割合を決めてあげて『今を楽しむために使う分』と
『未来をより良いものにするために貯金する分』に分ける。

そして『寄付』をする!
これは全く発想がなかったことでお恥ずかしい限りです(恥)
アメリカでは寄付をするという行動が一般的のようですね。
この本の著者の方もアメリカ在住とのこと(書籍発売当初)

ボクの好きな本『より少ない生き方 ものを手放して豊かになる
にも同じようなことが書かれていたのを覚えています。
この本はミニマリズムについて書かれた本なのですが
ミニマリズムを追求していくと、お金が自然に貯まってくる。
その一部を自分のためだけじゃなく、人のために使おうといったことが書かれていました。

小さいうちから自分の所有しているお金の一部を
世界の困っている人に分け与えるという意識を作るわけですね。

 

 

日々のお小遣いを当たり前のもの、当然のものと思わせないことが大事

快適に暮らすために、家族の一員として
しなければならないことをする。
だから、家族の一員としてお小遣いをもらう権利が生まれる

中略

お小遣いはもらって当然と思わせないことが肝心です。

お金のルール (子どもが変わる「じぶんルール」の育て方)』より引用

 

なるほど!
まだボクは息子が1歳半なので、お小遣いを渡したことがありませんけど
この本を読まなければ毎月定額を当たり前のようにあげてしまっていたと思います。

これはいけないんですね。
お小遣いはみんなで助け合いながら日々を過ごしている中で初めて発生する報酬。

何もしないでもらえるお金じゃないこと。
そしてそのもらえるお小遣いは、両親が日々頑張って働いているからあるお金だってこと。
そんなことを認識させることが肝心なのですね。

 

 

お小遣いは1ヶ月単位ではなく、1週間単位からはじめる

1週間か10日ごとの短い期間からスタートし
お金を管理することに慣れさせるのがコツです。

お金のルール (子どもが変わる「じぶんルール」の育て方)』より引用

 

これも目から鱗でした!
1ヶ月分を渡して使わせた方が、計画的にお金を使えるのかなと思っていたのですが
期間が長いと子どもは管理するハードルが上がってしまうってことですね。

これはよくわかります。大人だってそうですよね。
例えば『年間100万円貯金』って目標を立てたとしても
1年間っていう長い期間での目標なので、モチベーション維持も大変だし
100万円っていう比較的大きな額に途方に暮れて挫折するかもしれないですよね。

けど『1ヶ月8万円』とか『3ヶ月で35万円』
みたいな感じで、短期的な目標設定をしてあげた方が
モチベーションも維持しやすいし
『年間100万円貯金』という大きな目標の合間に
小さな成功体験を積み上げることができて、より幸せに目標を達成できます。

ちなみにお金が必要になったらその都度渡すっていう方法は
あまりよくないようなのでやめた方が無難のようです。

 

 

限度額の中で何を選び、何を諦めるかを考えさせる

限度額の中でモノを選ばせる練習をさせましょう。
何を選び、何を諦めるかを考えさせるためです。

お金のルール (子どもが変わる「じぶんルール」の育て方)』より引用

 

これは大人になってからも大切なことですよね。
お金はほとんどの人が有限です。しかも収入は人それぞれバラバラ。
そんな中で誰かの基準に合わせてお金を使い続けていくと
あっという間にお金は底をついてしまう。

自分の限度額を知り、その中でベストな選択をすること。
そして自分の限度額内で買える量を知り、諦めることを覚える。

クレジットカードの借金で苦しんでいる人は
どうしてもここが諦めることができなくて借金まみれになってしまうんですね。
自分の限度額をはるかに超えていても、我慢する、諦めることができず
借金をして買い進めてしまう。

欲望のままに買い物をしていると良いことってほぼありません。
(お金持ちは別ですけどね)
自分にとって大切なモノを明確にする
そして本当に欲しいものとそれほど欲しくないものを選別してあげて
本当に欲しいもの以外を諦める、またはこれからお金を貯めて購入する。

そんなことを学ばせることが重要なのかなと感じました。

子どもにはお金は限られているという現実を教えなくてはいけない

日本人は、どうしてもお金の話となると
タブー視する向きがあります。
子どもにはお金のことなど考えずに
のびのび育って欲しいと願う親心もあるのでしょう。

中略

「お金に限りがあること」や「計画的にお金を使うこと」
を体験させずに、お金のなる木があるかのごとく育てられたとしたら
大人になってから困るのは子ども自身です。

お金のルール (子どもが変わる「じぶんルール」の育て方)

 

これはホント典型的な風潮ですよね。
『 お金の話は汚いもの 』
ボク自身そんなことを教えられながら育ってきたように感じてます。

お金のことを細かく計算をすることは汚いことだなんて。。。。
今思えば何を言っているんだって話なのですがね(汗)

ボクらは何をするにもお金が必要なんですよね。
お金が全てではないのは百も承知なのですが
その反面お金がないと何もできないっていう事実も
しっかりと教えていく必要がありますよね。

お小遣いを与える目的は
子どもが与えられた範囲の中で見積もりを立て
考えながら使う経験をさせることです。

お金のルール (子どもが変わる「じぶんルール」の育て方)』より引用

 

その点で言えば『 お小遣い 』っていう仕組みは
正しいやり方さえできれば、大人になってからも通用する
お金との正しい付き合い方を学ばせる最強のツールになりますね!

例えば500円の本が欲しいから
50円もらえる手伝いを10回して買おうとか

例えばお小遣いが1,000円で
2,000円のものが欲しいから、今月は欲しいものを買うのを我慢して
それを貯めて買おうとか。

買いたいものは買ってもらえるとか
買いたいものを買ってもらえないだけじゃなくて
どうやったら買えるのか?
どんな計画を立てれば今は買えないものが買えるようになるのか?

自分で考えて、自分で計画を立てて、自分で行動できるようになること。

これがお小遣いの本当の目的なんですね〜。

 

 

【番外編】褒めると叱るの割合は9対1がベスト

褒めると叱るの割合は9対1です。
周りの大人から肯定的に見られる中で、自分に自信を持って行動できるようになるのです。
やる気や意欲が出たり、自分の可能性を信じられるようになってきます。

お金のルール (子どもが変わる「じぶんルール」の育て方)』より引用

 

これはボクもぜひ目指したいところです!
自己肯定感の強い人になってもらいたい!
それにはまず親であるボクら夫婦の『 心の余裕 』が大事なのかなと感じてます。

変にイライラしなくていいように
変に怒らなくていいように
子どもに考える時間を作ってあげられるように
子どもに実際にやらせてあげる時間を持てるように

そのためにボクはこれからもミニマリズムを追求して
日々をどんどんシンプルにしていく所存です。
そして最小限のモノを所有し、必要以上に広い家に住まず家事時間を短縮していきます。

こう考えると『 ミニマリスト 』は育児向きだな〜と最近つくづく感じてます。
関連記事:全米ベストセラー【より少ない生き方】を読んで感銘を受けた8つのこと

 

 

まとめ

何れにしても、子どもにお金のことを教えるためには
まず大前提として親であるボクらがお金との正しい付き合い方をしていることが大切です。
無駄遣いしまくってる親に『無駄遣いしないでちゃんと貯金しなさい!』
なんて言われても説得力ゼロですからね(汗)

その点でもこの本は、子どものお金教育を学びながら自分のお金教育にもなる良い本ですね。
子どものお金教育という内容ですけど、要はボクらがやっていることの規模の小さいバージョンです。
基本的な考え方は全く一緒です。

子どものお金の意識を変えたいって思ったらまずは自分たちの意識を変える。
お金の不安やモヤモヤのない将来を子どもに過ごしてもらいためにも
まずは今の生活をお金の不安やモヤモヤのない日々にしていきましょう!

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