2019.1.7
理想の上司は理想の結婚相手?
まず、女性の部下にとって、男性の上司というのはれっきとした「異性」です。
ということは、男性の好みと上司の好みに果たして共通点はあるのか、とは気になるところ。
ということは、男性の好みと上司の好みに果たして共通点はあるのか、とは気になるところ。
ある女性に言わせると、そこにはやはり共通点があるのだそう。彼女の結婚相手として重視するのは、仕事ができることで、それを妻として陰ながら支えるのが理想なのだとか。そして、理想の上司像も、やはり仕事ができること。仕事ができて人望の厚い上司を陰でサポートすることに仕事としてやりがいを感じる、というのです。
仕事上であれ、プライベートであれ、付き合いたいと思う相手は、まず「人間として尊敬できるか」ということが根底にあります。理想の上司が果たして理想の結婚相手かというと極論すぎますが、両方のタイプが同じベクトルであることは確かではないでしょうか。
では、見た目は?というと、上司はかっこいいに越したことはありませんが、それより器のほうが大切なようです。「女性を部下にするなら、美人のほうがうれしいか」と、自分自身で思い起こしてみてください。「美人に越したことはないけれど、仕事のスキルや人間性、自身との相性の方が大切」と思いませんか?
女性はなにげない「不公平」と「妥協」に敏感
複数の女性と仕事を共にするときは、普段の会話やなにげない行動を徹底的に公平にすることに心がけるべきです。
たとえば、私より、若いあの子のほうが、資料作成を頼むときの説明の仕方にやさしさがこもっている。私より、美人のあの人のほうが、「ありがとう」の声のトーンが高い、など、自分のなにげない行動が、見た目による不公平さととられてしまうことがあります。
もしかすると、これらは女性側の勝手な「深読み」かもしれません。けれど、こうした小さな「不公平」が後に上司への反抗となって表れたり、女性同士の仁義なき戦いに発展したりするのです。
もうひとつはなにげない「妥協」です。頼んでいた製作資料を仕上げて、部下が持ってきたとき。ここで、できあがった資料が最初にイメージしていたものと違っていたり、完成度の低いものだったりしたら、あなたはどうするでしょうか。「これ以上こまごま指示するより、自分でやったほうが早い」。そう思って、やり直しさせない人も多いのではないでしょうか。「これで十分だよ、ありがとう」と最大限の笑顔をつくって、何食わぬ顔で言うことでしょう。
でも、女性はあなたが最初のページをめくったときの、一瞬の表情の曇りをしっかり見ています。その一瞬の表情の変化から「ああ、期待に添えていなかったのだ」とすべてを悟っているのです。しかも、上司が決して満足していないのを悟りながら、やり直しをさせられないということは、「これ以上、期待していないからもういいよ」と宣告されていると受け取ります。