言わずもがなですが、若年世代の富裕層ほどこの傾向は顕著です。キャップジェミニによる推定では、大手IT系企業による資産運用アドバイス市場への参入で、おおよそ12兆米ドル(約1320兆円)もの資産が動く可能性すらあるとのことです。資産運用アドバイスのサービス提供スタイルが、近い将来一気に様変わりする可能性が出てきたのですね。他方、日本の富裕層においては、ITテクノロジーを活用したハイブリット型サービスへの興味が比較的弱いようで、関心を示すのは29%強に過ぎません。
ここでも、日本の富裕層の資産運用についての保守的スタンスが明らかになりました。ITテクノロジーは本来日本のお家芸でしたが、昨今は中国、台湾、韓国などから猛追を受け、今や彼らの後塵を拝している気配すら濃厚に漂っています。declining(斜陽・衰退しつつある)のトレンドに入っている国では、富裕層の資産運用も保守的な傾向が強まるのでしょうか。いずれにせよ、世界の富裕層が何を今見ているのか、ここは富裕層を目指すならば常に押さえておきたいところですね。
日本の富裕層の割合や資産・年収の実態は?あの人は勝ち組?

日本の富裕層世帯の割合は増えている、という記事をしばしば目にします。富裕層の資産や年収の実態とは、現在どのようになっているのでしょうか。富裕層を目指すならば、この辺は押さえておきたいところですね。お隣の鈴木さんも、ひょっとすると勝ち組の富裕層世帯かも知れません。