2018年5月8日 更新

「いつかは住みたい」ポートランドでの生活費

アメリカ屈指の人気スポット・西海岸のロサンゼルスやシアトルに程近く、オレゴン州最大の都市であるポートランド。近年「全米一住み良い街」と言われています。

2018.3.4
現地アメリカ人に評判が高いこの街ですが、日本に住む我々にとってポートランドという地名はいまいち馴染みが薄いのではないでしょうか。
(参照https://tokuhain.arukikata.co.jp/portland/2017/09/post_56.html
今回はいつかポートランドで暮らしてみたいという人のために、ポートランドで生活するために必要な費用を試算し、一カ月あたり一体どのくらいのお金があればよいのか、その生活費を項目ごとにご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。

ポートランドの家賃相場は全米の中でもお手頃

ポートランドの人口は現在約60万人と比較的コンパクトな町ですが、他州に住むアメリカ人がこぞってポートランドに引っ越すなどして転入者が急増し、今後も人口増加の現象は続くと見られています。なぜこんなに人が集まってくるのかというと、街中に豊かな緑があふれている自然の多い環境に加え、治安の良さや交通の便の良さなど、暮らしに必要な環境も整っているのが大きいからでしょう。なんでもポートランドは1970年代ごろから、住みやすい街づくりのために、都市整備を進めてきたと言います。
ポートランドの中でも、特に中心部に近いハッピーバレーやビバートンといった地域は賃貸住宅が立ち並ぶ新興住宅街と呼ばれて、人気を博しています。そんな新しい住宅地が生まれる一方で、築100年ほどの建物がリノベーションされた賃貸住宅に生まれ変わるなどして、家賃もお手頃なことから特に学生をはじめとした若い層に人気を集めています。
そんな古さと新しさが混在するポートランドの住宅の家賃相場ですが、ワンルーム程度の広さで1カ月最低1000ドル(約10万9000円)くらいからだといいます。アメリカの他の都市と比べると非常にリーズナブルですが、人口増加により今後更なる住宅価格の高騰が懸念されています。(1ドル=109円で換算)

ポートランドは驚きの消費税0%

ポートランドはアメリカの中でも物価が低めと言われています。というのも、ポートランドを有するオレゴン州はいわゆる消費税というものがありません。そのため、非常に安く買い物を済ませることができ、この恩恵を受けようと隣の州からオレゴン州に赴き、わざわざ買い物に来る人も多いようです。
また、ポートランドはアメリカの中で屈指のグルメタウンとしても有名で、人口におけるレストランの数はニューヨークより多いといいます。そして、ポートランドの食で外すことのできないほど人気なのがフードカートと呼ばれる屋台のようなもので、市内にはおよそ600軒以上あるとされ、その種類の多さと味、そして安さで人々を楽しませています。
さらにポートランドはカフェも充実しており、しかも無料wifiも整っているところがほとんど。もちろんコーヒーの味は保証付きで、その味は全米一と称されているとか。中には24時間営業のカフェもあり、主にノマドワーカーたちの作業場としても使われるなど、ポートランドの住民にとってカフェはなくてはならない大きな存在のようです。フードカートで外食を済ませる場合は1食だいたい8~10ドル(約875~1090円)くらいで、カフェの場合はそれよりも少し高めと見てよいでしょう。
一方、自炊の場合に関してですが、やはり物価が安いのでスーパーに並ぶ品物も全般的に安いのが特徴です。農産物の生産が盛んなので野菜や牛肉は安心かつ安いものを手に入れることができます。また、ポートランドでつくられた地ビールやローカルワインの人気は高く、品揃えも豊富。お酒好きにはたまらないかもしれません。
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