手土産の品は決して接待する側の手土産より上であってはなりません。
そうなると、ネットや雑誌で紹介されている老舗ブランドや、高級店の「鉄板手土産」 は使えなくなります。かといって安すぎず、手頃な価格の贈り物を選ぶことも必要となってきます。
また、渡すタイミングも重要で、接待する側が手土産を渡すよりも「後」でなければ相手のメンツを潰すことになりかねません。
また、渡すタイミングも重要で、接待する側が手土産を渡すよりも「後」でなければ相手のメンツを潰すことになりかねません。
「気を遣わせずに」がカギ
そして何より一番重要なのが、「贈る相手」です。冒頭で述べたとおり、一流経営者は
接待をする目の前の相手ではなく、その家族に贈り物をする
という行動を取ります。
これは、私が実際に彼らから聞いた体験談です。
これは、私が実際に彼らから聞いた体験談です。
とある企業の代表が、飲み会の席でそろそろ帰ろうかというときに、「今日は来てくれてありがとう。これ、奥さんへどうぞ!」と、相手からお菓子の贈り物をさっと渡されま した。値段はものすごく高価というわけではなく、全国区での知名度はないけれど、地元では人気の高い逸品で品質はしっかりしています。
自分の家族のために贈り物を用意してくれる人に、好意を抱かないわけがありませんよね。
当然、帰宅して奥さんへプレゼントを渡したところ、
「あなたはこんな素敵な心遣いをしてくれる人とお付き合いしているのね!」
と、家庭内での評価がアップしたのは言うまでもありません。
当然、帰宅して奥さんへプレゼントを渡したところ、
「あなたはこんな素敵な心遣いをしてくれる人とお付き合いしているのね!」
と、家庭内での評価がアップしたのは言うまでもありません。
このように、接待をする本人ではなく、その家族へ手土産を贈ることで、気を遣わせず に「あなたは自分にとって大切な人間だ」というメッセージを、何倍にも膨らませて贈ることができるのです。一流経営者はビジネス取引だけでなく、手土産でも相手の心をグッとつかんで離さないのです。
【年収1億円超のお金持ちの習慣】
手土産やプレゼントを、目の前の本人の向こう側にいる 家族や大切な人のために用意する。
手土産やプレゼントを、目の前の本人の向こう側にいる 家族や大切な人のために用意する。
本記事は「年収1億円超の起業家・投資家・自由業そしてサラリーマンが大切にしている習慣」黒坂岳央/大和出版 より抜粋しました。
成功者がビジネスにおいて大切にしている人間関係とは
成功者は自身が認めた人とは深い人間関係を築いています。成功者を目指すのであれば、どのようにして長く付き合える人を見いだせばよいのか知っておくことが大切です。そこで、成功者がどのような人間関係を大切にしているのかを説明します。
黒坂岳央(くろさかたけを)
1981年、大阪府生まれ。「水菓子 肥後庵」代表。ビジネスジャーナリスト。
高校卒業後、5年間のニート&フリーター生活の後、関西外国語大学短期大学部に入学。在学中にシカゴの大学へ留学して会計学を学ぶ。卒業後は、ブルームバーグLP、セブン&アイ、コカ・コーラボトラーズジャパン勤務を経て、高級果物ギフト専門店「水菓子 肥後庵」を設立。
公式ブログのほか、「アゴラ言論プラットフォーム」「ZUU online」「MONEY PLUS」「Study Walker」などのメディアで情報発信するビジネスジャーナリストとしても活躍中。
著書に、英語力を劇的にアップさせる独自のノウハウ「読むだけ勉強法」について書いた『中学レベルの僕が「読むだけ勉強法」で英語をペラペラ話せるようになった!』(大和出版)がある。
水菓子 肥後庵: https://www.higoan.jp/
公式ブログ: https://higoan.jp/gift/
連絡先: takeo.kurosaka@gmail.com
公式メールマガジン: https://takeokurosaka.com/mailmagazine/