2019年1月15日 更新

ミレニアル世代の消費行動は「いいね!」という共感がつくる

「モノよりコト」の消費という言葉が浸透しはじめて久しいですが、最近では「トキ」の消費という言葉も耳にするようになり、時代は「経験」価値にお金を使う、経験経済に移行しています。そして、それを加速させているのがミレニアル世代です。今回はその実態について探ります。

また、「経験」に価値をおく背景として「モノが飽和状態」ということがよく言われております。確かに、それは各国どの世代にも共通することかもしれません。



しかし、日本のミレニアル世代は、子供時代の不景気や就職氷河期を経験しているので、経済観念が堅実だ、ということも無視できません。
アメリカでは高い大学の学費ローンの返済を抱えるミレニアル世代が家や車等の大きな買い物が出来ないというのが現状です。その為、彼らはモノを所有することへの意欲が薄れてしまったと、言われています。
見栄を張った車や高級品の支払いで余裕のない生活をするより、手頃な値段でユニークな「経験」から思い出を蓄積したほうが価値があると考えるのも納得できます。

「SNS映え」、「いいね!」が経験経済のキー

gettyimages (25985)



SNSの出現によって、単に「経験」を楽しむだけではなく、更に、その「経験」をSNSでシェアしてフォロワーから「いいね!」という反応をもらうことで楽しむという予想外の目的も生まれたようようです。
Harris Pollの調査で60%のミレニアルズが「経験」を写真や動画にしてSNS上でシェアしていると答えています。
「経験」をSNSでシェアするというトレンドが急速に経験経済を加速させているとEventbriteは指摘しています。また、「経験」を楽しむというよりも、SNSにシェアするために「経験」したいという傾向もみられるようです。
その顕著な例が、ハロウィーンです。仮装して非日常を楽しみたいという10代やミレニアルズを中心に日本ではここ10年くらい前から急に盛り上がりをみせています。
しかし、2016年くらいからイベント自体を楽しむことよりも、楽しんでいる姿をSNSでシェアするため、「SNS映え」する演出の方がメインとなっているようです。
渋谷のドン・キホーテの担当者は、日経新聞の取材に、全身仮装ではなく「SNS映え」するウィッグやマスクの「ワンポイント仮装」をして特設コーナーで写真を撮ることが人気だ、と答えています。

時代とともに、人の価値観が変わり、経済価値も変わります。経験経済が加速する今、最も経済価値が高いと言えるのは「SNS映え」のための演出かもしれません。

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K. ブリーン K. ブリーン
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