2020年1月25日 更新

「いつかは住みたい」オックスフォードでの生活費

オックスフォード大学で知られるイギリスのオックスフォードは、同名州の州都。大学を中心に発展し、イギリスの歴史や伝統が残る学園都市です。そんなオックスフォードはいったいどんな所で、住んだらどれくらいの生活費が掛かるのでしょうか。

オックスフォードのレストランのもう一つの特徴が、レストランのレベル。学生の街なので安いレストランがたくさんあるのではと思いきや、そこは少し事情が違います。もう一度トリップアドバイザーで調べてみると、高級レストランは7軒と少ないですが、最も多いのが中級レストランで、257軒。大衆向けのレストランは125軒でした。やはり世界的にも名の知れた大学だけあり、裕福な家庭の子供たちが通学している様子がイメージできますね。

生鮮食品や雑貨などが手に入るカバード・マーケット

Covered Market, Oxford https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Covered_Market_Butcher.JPG

では自炊する場合はどうでしょう。オックスフォードで食品を入手するには、市内の中心にある「カバード・マーケット(Covered Market)」が便利です。現在51店舗が店を構えています。決して大きなマーケットとはいえませんが、ここでは肉・魚・野菜を初めとする生鮮食品から、チーズやパンなどの加工品、生花、靴、アパレル、装飾品などが購入できます。1774年開業という歴史ある建物も魅力的で、観光客にも人気のあるスポットになっています。マーケット内にはカフェやレストランも開業していますから買い物の前後に食事も楽しめますね。また、マーケットの近くには近代的なショッピングセンターもありますから、ほとんどすべての買い物はこのエリアで済ませることができます。

カバード・マーケット公式サイト: http://oxford-coveredmarket.co.uk/

代表的な食品の平均的な値段
ミルク(1ℓ):£0.93(¥132)
食パン(500g):£0.90(¥128)
米(1㎏):£0.79(¥113)
卵(1ダース):£1.84(¥264)
チキン胸肉(1㎏):£5.42(¥777)
ビーフ(1㎏):£6.73(¥965)
リンゴ〈1㎏〉:£2.39(¥342)

マーケットで食べたいイギリスの名物「パイ」

カバード・マーケットでトライしたいのがイギリス名物のパイ。数々の賞を獲得している「パイミニスター(Pieminister)」では伝統的なミートパイから創作パイまで、数多くの種類のパイを食べることができます。どれにするか迷ってしまいそう。持ち帰りでもOKでオンラインでもオーダーできます。値段はミートパイ12個入りボックスの場合£45(¥6,435)。もちろんパイの種類によって値段は変わります。

公式サイト:https://pieminister.co.uk/

オックスフォード内ではバスが主要移動手段

オックスフォード大学に留学したり語学学校で英語留学をする時は寮を利用する人も多く、その時には移動手段として自転車を利用する人も多数います。実際、オックスフォードは自転車の街といわれるほど、あちこちで自転車を見かけます。またロンドンなど他の都市に行くときには電車またはバスを利用しますが、オックスフォード市内や近郊への移動にはバスを利用するのが一般的です。バスの料金は片道で£2.40(¥344)、1カ月の定期では£55(¥7,883)となっています。

まとめ

オックスフォードは、イギリスの大学の中で最も長い歴史を持つオックスフォード大学が所在する地方都市。イギリスの伝統や文化が多分に残り高い文化体験のできる場所でもあるオックスフォードは、同時に、世界各地から学生が集まるコスモポリタンになっています。そんなオックスフォードでは居住費や外食費が東京都よりも高くなっていますが、食品雑貨費が東京よりも安くなっているため、自炊すれば、経済的により快適な生活が楽しめるでしょう。

オーストラリアのメルボルン在住。現地の日系企業で翻訳・通訳をする傍らフリーランスライターとして記事を執筆。2017年からはフルのライターに。カルチャーや社会に関心があり、趣味は旅行とアート。旅行はほとんどの場合、自分たちで計画して旅している。
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