①10分で問題の背景を洗い出す
②20分でゴールを設定し問題を整理する
③30分で問題の全容を「見える化」し、真の原因を突き止める
④10分で解決策を出す
といった4つのステップがカギになるのだとか。トータルで70分あれば、現場の問題の9割は解決できると著者はいいます。
②20分でゴールを設定し問題を整理する
③30分で問題の全容を「見える化」し、真の原因を突き止める
④10分で解決策を出す
といった4つのステップがカギになるのだとか。トータルで70分あれば、現場の問題の9割は解決できると著者はいいます。
過去の経験で解決できるのは、その経験に類似した案件だけ。誰も経験したことがないことが起こり得るこれからの時代において、初動を誤らず迅速に問題解決していくためには、最初の10分の使い方が重要であるといえるでしょう。
問題に直面したら逃げない姿勢で
4つのステップで作成した解決策を、実行しなくては意味がありません。しかし、実際に行動できるのは100人の1人であると著者は語ります。残念ながら、問題に直面すると逃げてしまう人が多いようです。
問題に直面したときに必要になるのは、正面からぶつかる勇気。トラブルはできたら避けたいと思ってしまうのが人間ですが、問題解決のフレームワークやスキルの習得をどれだけ勉強しても、最終的にいつも逃げていては意味がありません。問題に直面したら、逃げない気持ちで取りかかるということは、第一の心構えとして、忘れてはいけない考え方であるといえそうです。
そして、問題解決にはスケジュール管理にもポイントがあります。まず、誰がやるかを明確にすること。バッファー時間で余裕を持つこと。そして、途中のチェックで進捗を確認すること。
ガントチャートなどでスケジュールを組んでも、誰がやるのか明確でないとそのままになってしまうことはよくある話です。また、予備時間が多少あることで、万一遅れても取り戻すことができます。
ガントチャートなどでスケジュールを組んでも、誰がやるのか明確でないとそのままになってしまうことはよくある話です。また、予備時間が多少あることで、万一遅れても取り戻すことができます。
どんな問題も行き当たりばったりではなく、メソッドに沿って進めていくことで不安感も軽減されそうです。当たり前のことをしっかりと押さえて、慎重かつスピーディーに。正しく問題解決していく力を身に備えていきたいものです。
via www.amazon.co.jp
タイトル: 世界一速い問題解決
著者: 寺下薫
発行: SBクリエイティブ
定価: 1,500円(税抜)
著者: 寺下薫
発行: SBクリエイティブ
定価: 1,500円(税抜)