2019年5月8日 更新

「好きを仕事に」新世代の価値観とモチベーションの変化とは

世代ごとの考え方の違いが明白になってきています。同じオフィスにいながら違う価値観と考え方が混濁する現代。より、変化が激しくなる新時代を迎えるにあたって、私たちはどういう考え方を持つことが大事なのでしょうか。 尾原和啓著『モチベーション革命』 より、ライフワークバランスの視点をご紹介します。

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2019.5.8

世代によってモチベーションがまったく違う

実は、「なんのために頑張るか」という働くための価値観、つまりモチベーションが、ある世代を境に変わってきています。
2ページより引用
マッキンゼーやリクルート、Googleや楽天を経て、IT批評家として活躍している著者は、仕組みやプラットフォーム作りの専門家です。
本著は、世代によるモチベーションの違いや、これからの働き方全般についてまとめられています。
上の世代のサラリーマンといえば、立身出世のためなら家庭を犠牲に。残業や接待を重ねて、企業戦士として働くことが美徳とされてきた世代です。たとえ家族からは尊敬されなくても、「自分たちこそが国や社会を支えている」という自負のもとに生きてきたのが特徴でしょう。
反面、そんな時代を知らない30代以下の世代にとって、最も犠牲にしたくないのが「自分の時間」。出世のために行きたくもない飲み会に行くくらいなら、出世しなくても大好きな家族や友人と楽しく過ごしたい。仕事が絶対ではなく、仕事と並列に家庭や自分の時間があり、それを犠牲にしてまで、なぜ仕事を優先しなくてはならないのかがわからない世代です。
団塊の世代以上は、お金を稼ぎたい、広い家を持っていい車に乗りたいなどといった欲望の飢餓や上昇志向とともに成り上がってきました。ないものをいかに埋めるかが、生きるモチベーションであったといえるでしょう。
しかし、30代以下には、生まれたころから何もかもが揃っていたから、物や地位を欲して頑張るという考え方はありません。そんなゆとり・さとり世代について、埋めるべき空白がない「乾けない世代」と著者は評しています。
実は、この世代のモチベーションにこそ、これからの時代を生き抜くカギがあるようです。
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インサイトをすくい上げる時代

皆さんもお気づきのように、仕事を頑張ったぶんだけ結果が出て、社会全体が成長して行く時代はとうに終わりました。
47ページより引用
日本の人口が減少傾向にあり、団塊の世代が過ごしてきたような右肩上がりの経済成長は見込めない世の中です。社会のIT革命とグローバル化によって、変化のスピードが驚くほど早くなっていることはいうまでもありません。
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