どんなに大きい企業であっても、いつ何が起きて倒産するとも限らない。時代の変わり目は、働き方が大きく変わるときであるということがよくわかります。その変化を捉えきれずにいては、自分の価値を上げることは難しいでしょう。
ビジネスはアイデアが大事だとよく言われますが、今はインスタ映えなどに代表されるユーザーの潜在的な欲求や、購買意欲のツボである「インサイト(新しい視点)」をすくい上げる時代です。
かつてのITベンチャーは、世の中の足りないシステムを作り上げることを目的としていましたが、今は世の中に足りていないものを見つけることそのものが困難です。
シリコンバレーでは残業ゼロ、週休3日の会社も珍しくありませんが、休んでいる間に街でユーザーをしっかり観察しなくては、インサイトやアイデアを見つけられません。
つまり、残業しているほど暇ではない。仕事と遊びの境目をあやふやに、好きなことを公私混同で取り組んだ方が、ビジネスの視点から見ても、より効果的であるといえるでしょう。
これからは好きを仕事にしていく
これまで、ほとんどのビジネスパーソンは、しかたなく仕事(オン)と私生活(オフ)を切り替えてきたものです。
近年、好きを仕事にするという話題をよく耳にしますが、逆にいえばそれはオンとオフもない生活であるといえます。
「乾けない世代」と著者が呼ぶゆとり・さとり世代は、「意味合い」「良好な人間関係」「没頭」を重視しているのだとか。
自分が頑張る意味が持てるものを、好きな人たちととことんハマる。自分の好きを追求するという新しいモチベーションが、どうやらポイントになりそうです。
自分が頑張る意味が持てるものを、好きな人たちととことんハマる。自分の好きを追求するという新しいモチベーションが、どうやらポイントになりそうです。
仕事と生活が分離したワークライフバランスではなく、生きがいをお金に換えていくライフワークバランス。これからの時代を乗り越えていくコツは、「乾けない世代」が持つ考え方の中にありそうです。
via www.amazon.co.jp
タイトル: モチベーション革命
著者: 尾原和啓
発行: 幻冬舎
定価: 1,620円(税込)
著者: 尾原和啓
発行: 幻冬舎
定価: 1,620円(税込)
糸井重里の考える働くとは これからの「ほぼ日」

これまで、どこかのシーンで「ほぼ日手帳」を手に取った学生や社会人は数多くいることでしょう。実際に「ほぼ日手帳」を使わずとも、「ほぼ日」や糸井重里の存在を知らない日本人は、もはや皆無といっても言い過ぎではなさそうです。川島蓉子・糸井重里著『すいません、ほぼ日の経営。』 より、「ほぼ日」という企業がずっと続けてきたことと新たに始めたことをご紹介します。