2018.11.20
逆立ちエクササイズのやり方
逆立ちエクササイズのやり方はとても簡単です。単純に「逆立ち」をするだけです。筋力に応じていくつかのやり方がありますので、無理しない範囲で行ってください。
まず、両手で体を支えるオーソドックスな逆立ちから説明します。壁の手前20~30cmのところに両手をつき、壁に向かって逆立ちをしましょう。このとき、両手両足はまっすぐ伸ばすことが重要です。ただし、腕や肩の筋力に自信がない人は体勢を崩すとケガをする恐れがあるため、無理して行わないようにしましょう。
次に、壁を利用した「三点倒立」があります。通常の三点倒立は、壁から離れた位置で頭と両手を床につけて逆立ちをしますが、バランスを崩す恐れもあります。そこで壁に向かって三点倒立をすることで、安全に逆立ちをすることができます。やり方は、壁の手前10~20cmのところにクッションを敷き、そこに頭を乗せます。そして壁から30~40cm離れたところに両手をつき、壁に向かって逆立ちをします。腕は伸ばせませんが、脚はまっすぐ上に伸ばしてください。反対に、壁を使わない場合は、脚を曲げるとバランスを崩す心配は少なくなるでしょう。
最後に、逆立ちがどうしても難しい場合の「脚上げ」を紹介します。やり方は、まず床に仰向けになって寝ます。そして腰の後ろに両手を当て、そのまま脚をまっすぐ上に伸ばします。このとき、後頭部と肩、二の腕だけが床に接するように、お尻を高く上げてください。逆立ちよりも頭に血が上る感覚が少ないため、逆立ちが苦手な人にもおすすめです。
いずれの逆立ちエクササイズも、最大で1分を超えないようにしてください。慣れないうちは10~20秒からはじめ、30秒、40秒と時間を延ばしていきましょう。筋トレやヨガとは違い、一つの姿勢を続けるだけです。細かい動作を覚える必要もないため、簡単にできるでしょう。
ただし、注意点があります。それは「高血圧の影響で逆立ちしてはいけない」など、ドクターストップがかかっている場合です。その場合は、どの程度の運動ならば可能なのか、かかりつけ医によく聞いておいてください。「完全な逆立ちはできないけど、脚を上げる程度なら大丈夫」のようなケースもあるためです。
オーソドックスな逆立ちと三点倒立、そして脚上げのやり方を紹介しました。ぜひ、自分に合ったやり方で逆立ちエクササイズを続けてみてください。そうすることで、次のような効果が期待できます。
体組織の位置改善
逆立ちをすることで、体組織の位置を改善することができます。体組織は、皮膚や内臓など様々なものを指します。たとえば、逆立ちで内臓の位置が修正されることで内臓下垂が改善するため、ぽっこりお腹や便秘、冷えの改善が期待できます。またお肉の位置も改善するため、ヒップアップやバストアップ、顔のたるみ改善にも効果的でしょう。