2018.9.25
経験や知識がある人に聞けばリスクは小さくなる
サッカーがうまくなりたいと思ったら、だれにトレーニング方法を聞くでしょうか。
僕だったら、もしも友人の中に20年以上サッカーを続けていて、Jリーグで活躍したこともある人がいれば、その人に聞くのがいちばんの近道だと考えます。
Jリーグで活躍するほどの人がいなかったとしても、サッカーで成果を出している人に聞くのではないでしょうか。
間違っても、野球一筋でサッカーをやったことのない人には聞かないはずです。
僕だったら、もしも友人の中に20年以上サッカーを続けていて、Jリーグで活躍したこともある人がいれば、その人に聞くのがいちばんの近道だと考えます。
Jリーグで活躍するほどの人がいなかったとしても、サッカーで成果を出している人に聞くのではないでしょうか。
間違っても、野球一筋でサッカーをやったことのない人には聞かないはずです。
また、おいしいレストランに行きたいときは、グルメ本をすべて読破している人よりも、三つ星レストランのシェフが通う店に行ったほうが、おいしい料理にたどりつける可能性が高くなります。
おいしい料理をつくるシェフは、おいしい店を知っている可能性が高いからです。
ちなみに僕は、よく通っているレストランのシェフと話しているときに、シェフがおいしいと感じたレストランを教えてもらったら、必ず翌日までにはその店に予約を入れ、実際に足を運ぶようにしています。
ちなみに僕は、よく通っているレストランのシェフと話しているときに、シェフがおいしいと感じたレストランを教えてもらったら、必ず翌日までにはその店に予約を入れ、実際に足を運ぶようにしています。
理由は2つあるのですが、ひとつは先ほど申し上げたように、おいしい料理をつくるシェフがすすめるレストランはおいしい料理を出す可能性が高いからです。
もうひとつの理由は、たくさんの人に支持されているレストランのシェフの味覚がおいしいと感じる料理はどのようなものであるかを知るためです。
これを知ると、僕自身の味覚が正しいかどうかを確認することができます。もしも僕が、教えてもらったレストランの料理をおいしいと思わなかったとしても、多くの人から支持されているシェフの味覚のほうが正しいと考えられます。
もうひとつの理由は、たくさんの人に支持されているレストランのシェフの味覚がおいしいと感じる料理はどのようなものであるかを知るためです。
これを知ると、僕自身の味覚が正しいかどうかを確認することができます。もしも僕が、教えてもらったレストランの料理をおいしいと思わなかったとしても、多くの人から支持されているシェフの味覚のほうが正しいと考えられます。
思考信託も、基本的にはこれらと同じようなことを、仕事や生活に取り入れ、繰り返していきます。
先ほどご紹介した星さんから、もしも「良い不動産を見つけたのですが、買いますか?」と聞かれたら、僕は、まず「買う」という方向で検討します。
なぜなら、「買いますか?」と僕にすすめるまでの間に、星さんは何十、何百という物件を見て、チェックしているからです。
僕よりもすぐれた能力がある人が、その中から1件を選別し、僕に合う物件だという判断をしてくれたうえで、「どうですか?」とすすめてくれているのですから、悪い物件であるはずがありません。
なぜなら、「買いますか?」と僕にすすめるまでの間に、星さんは何十、何百という物件を見て、チェックしているからです。
僕よりもすぐれた能力がある人が、その中から1件を選別し、僕に合う物件だという判断をしてくれたうえで、「どうですか?」とすすめてくれているのですから、悪い物件であるはずがありません。
『レバレッジ・リーデイング』(東洋経済新報社)という本を読むためのノウハウを紹介した著作がベストセラーとなった本田直之さんが、「この本はおすすめだよ」と言うのであれば、すべて買うようにしています。
なぜなら、本田さんは年間400冊以上のビジネス書を読んでおり、そのために多くの時間とお金を投資しています。
そのような経験を踏まえたうえで、1冊の本をすすめてくれるのですから、読むことで得られるリターンは少なくないはずです。
仮に、その本が自分には役立たなかったとしても、リスクはビジネス書を買う1,500円ほどのお金と、本を読む2時間ほどの時間にすぎません。
自分で400冊の本を読んだ場合の時間と費用を考えれば、リスクはほとんどないに等しいといえます。
そのような経験を踏まえたうえで、1冊の本をすすめてくれるのですから、読むことで得られるリターンは少なくないはずです。
仮に、その本が自分には役立たなかったとしても、リスクはビジネス書を買う1,500円ほどのお金と、本を読む2時間ほどの時間にすぎません。
自分で400冊の本を読んだ場合の時間と費用を考えれば、リスクはほとんどないに等しいといえます。
なぜ「面倒くさがり」な人は、仕事の効率化が上手いのか

気合いと根性だけでは、仕事は長続きしません。では、どうするか?——おすすめは「自分が働かなくてもいい仕事は、『仕組み』に働かせる」という考え方です。効率化に悩むビジネスパーソンへ、泉正人のベストセラー『「仕組み」仕事術』よりスペシャル版としてお届けします!