2018.5.15
人生の質と大きさは「仲間」で決まる
お金の教養STAGEは「類友」を生む。
お金はあなた自身を映す鏡だ。だから、あなたが生活の中で多くの時間を共にしても互いに心地良い、楽しいと感じる相手は、多くの場合、お金の教養STAGEが同じか、違っていても、せいぜい1つぐらいの違いのはずだ。
類は友を呼ぶ。この、お金の教養STAGEが近い仲間を私は「類友」と表現している。
たとえば、「外で食事をしよう」という話になったとき、ファミリーレストランが心地良いと感じる人もいれば、美味しいヴィンテージワインが置いてある店でないと落ち着いて食事ができないという人もいる。これらの差の多くは、言ってみればお金の教養STAGEの差なのだ。
誰しもが、電車に乗っているときやレストランで食事をしているとき、周りのグループの会話を聞いて「品性に欠ける人たちだな」と感じたり、「知的な会話をする人たちだな」と感じたりした経験を持っているだろう。会話の中身を耳をそばだてて聞いていなくても、漏れ聞こえる内容だけで、彼らが類友だということもわかるし、そのグループのSTAGEもおおよそ想像がつく。
私たちの体の骨や筋肉が、日々食べている野菜や魚、肉からできあがっているように、私たちの考え方は、良いところも悪いところも、日々、周りにいる友人や家族から無意識のうちに吸収してできあがっている。考え方だけではない。態度や生活習慣など、すべてである。
人格は、誰と付き合い、誰を模範とするかによって決まる。深く付き合っている人であればあるほど、その影響は大きい。子どもの言葉遣いや生活習慣、喜怒哀楽などが親に似てくるのと同じ原理だ。
「付き合っている人を見れば、その人がどんな人なのかがわかる」とよく言われるように、あなたの周りにいる友人や家族の「平均」が、紛れもない、あなた自身なのだ。
つまり、経済的にも、心理的にも豊かな人生を送るためには、あなた自身が意識的にお金の教養STAGEを上げ、周りにいる「類友」を変えていく必要があるということだ。
富者の遺言 第1章 始まり〜本当にそれでいいのですか?[第1話]
![富者の遺言 第1章 始まり〜本当にそれでいいのですか?[第1話]](https://cdn.clipkit.co/tenants/24/item_links/images/000/014/694/thumb/41fa66f3-39b3-4101-890c-f05b298e0806.jpg?1526027181)
元銀行員の男が起業をして、一時は成功の夢をつかみかけたが失敗する。男はなぜ自分が失敗したのか、その理由を、ジョーカーと名乗る怪しげな老人から教わっていく。"ファイナンシャルアカデミー代表"泉正人が贈る、お金と人間の再生の物語。