STAGEを上げれば成長し合える仲間と出会える
お金の教養STAGEの面白いところは、STAGEが高い者同士であるほど、「考え方」のSTAGEも高いので、一緒にいて成長し合えるというところだ。「人格者との付き合いは、万巻の書に勝る」とスマイルズが説くのはまさにこのことだろう。
STAGEが上がるにつれ、
●自分のお金だけにとらわれず、社会に対してどうお金を使えばよいかに意識を向ける
人
人
●うわさ話や人の意見に左右されず、物事の本質を見極め、正しく判断できる人
●自分自身も含めて、時間の余裕、心の余裕がある人
●常にポジティブな言葉を言う人
が自然に集まってきて、そういった人に囲まれるようになる。
裏を返すと、そういった人に出会い、成長し合える仲間としての関係を築きたければ、まずはお金の教養STAGEを高めていくことだ。
時々、異業種交流会や大勢が集まるパーティなどに積極的に参加し、著名人と知り合いになったり、自分にとって有利になる人脈を開拓したりしようと試みている人がいるが、人間関係は互いに心地良い、楽しいと感じないと築けない。たとえ1回食事を共にすることが叶ったとしても、あまりにもSTAGEが違っては、相手にとってはあなたと付き合うことのメリットもなければ、心地良さもない。その関係は決して長くは続かないだろう。
(『お金原論』258〜261ページより転載)
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泉 正人
ファイナンシャルアカデミーグループ代表一般社団法人金融学習協会理事長
日本初の商標登録サイトを立ち上げた後、自らの経験から金融経済教育の必要性を感じ、2002年にファイナンシャルアカデミーを創立、代表に就任。身近な生活のお金から、会計、経済、資産運用に至るまで、独自の体系的なカリキュラムを構築。東京・大阪・ニューヨークの3つの学校運営を行い、「お金の教養」を伝えることを通じ、より多くの人に真に豊かでゆとりのある人生を送ってもらうための金融経済教育の定着をめざしている。『お金の教養』(大和書房)、『仕組み仕事術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など、著書は30冊累計130万部を超え、韓国、台湾、中国で翻訳版も発売されている。一般社団法人金融学習協会理事長。