2017年10月26日 更新

眠りの自己破産を招く「睡眠負債」。ピンチを乗り切る裏ワザとは?

なかなか眠れない人、寝ているのに疲れがとれない人、昼間に眠くなってしまい仕事のパフォーマンスが上がらない人…etc。書籍『スタンフォード式 最高の睡眠』から、何らかの理由で自分の睡眠時間に満足できていない人の悩みを改善するための情報やヒントを探ってみたいと思います。

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2017.10.17
“最高の睡眠を確保し、日中のパフォーマンスを最大化する。スタンフォード大学で30年近く睡眠を研究して得た知見を軸に、「あなたの睡眠を、あなた史上最高にする」方法をお伝えするのが本書のねらいだ。”
この力強い書き出しで始まる本書『スタンフォード式 最高の睡眠』は、2017年3月に発売するやいなや大きな話題に。TBSの「金スマ」という金曜のゴールデンタイムに丸々1時間この本を取り上げ、司会の国民的タレントを含めた出演者たちが最高の睡眠に興味津々になっていました。
著者はアメリカ、スタンフォード大学医学部教授で同校の睡眠生体リズム研究所の所長を務める西野精治氏。スタンフォードといえば、世界で最初に本格的な睡眠研究に取り組み、あの「レム睡眠」の存在を新発見するなどまさに分野をリードする研究機関。そこで長年活躍している日本人です。
なかなか眠れない人、寝ているのに疲れがとれない人、昼間に眠くなってしまい仕事のパフォーマンスが上がらない人…etc。この本にたどり着いた人の多くは、何らかの理由で自分の睡眠に満足できていない人だと思います。その悩みを改善するための情報やヒントが見つかるのか? さっそく世界の睡眠研究の最前線に迫ってみたいと思います。

ニッポンは世界一の「睡眠負債」大国!

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私たちは日ごろ「睡眠不足」という言葉を使いますが、世界の睡眠分野の研究者たちは「睡眠負債」と呼ぶのだそうです。その理由は、不足した睡眠時間にはまるで借金のように利子がつき、脳と体が思うようにならなくなる「眠りの自己破産」に至る可能性を持つため。平日の睡眠不足を週末の「寝だめ」で返せると思ったら大間違い。私たちが思っている以上に深刻な問題だったのです。
そして残念なことに、我が国は世界で最も「睡眠負債」を抱える人が多い国!例えば世界各国の平均睡眠時間をくらべてみると……

フランス…8.7時間
アメリカ…7.5時間
日本…6.5時間

とくに東京では、平日の平均睡眠時間がわずか5.59時間。2016年にアメリカのミシガン大学が行ったネット調査でも日本の睡眠時間は世界100か国中で最下位になってしまったのだそうです。
かなり不名誉ではありますが、これは睡眠時間の確保が難しい人がそれだけ多いとも言いかえることができます。そして、そんな人こそ大切にしたい“ある時間”が存在するのだそうです。

睡眠の質を決める「黄金の90分」

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ここからが本書の核心部分。人は睡眠状態に入ると、より深い眠りの「ノンレム睡眠」と浅い眠りの「レム睡眠」を繰り返しながら徐々に目覚めに近づいていきますが、中でも「最初にやってくる90分のノンレム睡眠」が『ゴールデンタイム』と呼ばれているのだそうです。そして、この時間をより深い眠りにする事こそスタンフォード大学が突き詰めた『最高の睡眠』なのです。
この「寝はじめの90分間」は

・細胞の増殖や代謝を促進するグロースホルモン(成長ホルモン)が最も多く分泌される
・「眠りたい」という「睡眠欲求」が最も解放されやすい
・記憶が固定され、イヤな記憶を消去する

などなど、脳や身体にとって非常に重要。まさに黄金の価値があるのだそうです。
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ここ数年、書店やメディアで「スタンフォード大学」というワードを見かける機会が増えたような気がします。スティーブ・ジョブズが伝説のスピーチを残したからなのか? 世界の大学ランキングでベスト3に入っているからなのか? その理由は定かではありませんが、例えば2017年現在も『スタンフォード式 最高の睡眠』がベストセラーの仲間入りをするなどブランド価値はさらに高まることが予想されます。

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