2年ごとに中古の高級車に買い替えることで、毎年減価償却費を計上して節税ができます。ただし売却時には取得費として取得価額から減価償却費を差し引くので、譲渡益が生じたら譲渡所得税が発生します。
2-4 長く使うことも可能
高級車は耐久性が高いので、長く乗り続けることができます。富裕層の中には、購入したものを長く使い続ける人も少なくありません。
高級車であれば外装や駆動部などが大衆車よりもしっかりと作られているので、長く乗り続けることが可能です。
3 クラシックカーは趣味の世界
高級車の中でも、クラシックカーを購入する富裕層は多くいます。これは趣味と実益を兼ねているのが理由です。
3-1 一定の収入がないと維持できない趣味
クラシックカーは数量が限定されるために希少性の高さに特徴があります。
オークションでも高値で取引されるケースが多く、富裕層にとっては格好の趣味の対象になります。たとえばポルシェ911の初期型は量産モデルでありながら、クラシカルカーバブルの波に乗って相場価格が上昇しています。
ただし年代物のクラシックカーは交換部品の在庫がなく、修理費用が高くなります。また近年の車と比べると燃費も悪く、それなりの収入がなければ維持するのは難しいのが特徴です。
3-2 愛好者のステイタスが似ている
クラシックカーを所有するにはコストがかかるため、愛好者のステイタスは似たようなものになります。
つまりクラシックカーを所有することで、同じような富裕層との交流が増えるということです。交流が増えることでさまざまな情報が入ってきますし、ビジネスにつながる話も入手できます。