2 瞑想したらどうなる?やり方と効果
それでは具体的な瞑想の方法と、その効果をご紹介します。
2-1 瞑想のやり方
瞑想の目的は自分の内面に意識を向けることなので、やりやすいように行えばよいでしょう。瞑想は時間や場所が限定されることはありません。
わずか1分間だけでも瞑想する方法があります。目を閉じて呼吸を整え、4秒間かけて息を吸います。続いてゆっくりと息を吐いていきます。時間は8秒ほどから始めて、できれば16秒間かけるようにしましょう。これを1分間だけ、朝に家を出る前や会社の昼休みなど集中できる時に実行してみてはいかがでしょう。
あるいは夜の寝る前に行う方法もあります。座っていてもベッドなどに横になっていてもよいのですが、部屋の電気は暗くして集中できるようにします。ゆっくりと息を吸い、時間をかけて息を吐きます。これを5分間ほど続けてみましょう。
瞑想をしている時に、最初はいろんな考えが頭に浮かぶかもしれません。瞑想は雑念を払うためのもの、というイメージがあるかもしれませんが、自分の内から出る声にしっかりと耳を傾けてみてください。
2-2 瞑想の効果
瞑想をして得られる効果はいろいろとありますが、それらは自分の心の声を聞くことによる結果にすぎません。
心の声を聞くことで、次第に様々な懸念から解放されるようになります。
その結果、無意識のうちに感じていたストレスや苛立ちから解放されます。次第に悩んでいてもしかたのないことよりも、自分にできることに集中するように意識が向くようになり、「今に集中できる」ようになります。
今に集中することで集中力が高まり、プレッシャーの中でも最高のパフォーマンスを引き出すことにつながります。それは緊張の中でも迷うことなく、的確な判断ができるということです。
すると次は自分でコントロールできることとできないことがわかるようになり、あるがままを受け入れるようになります。そうすると、どのような環境にあっても感謝の気持ちで毎日を過ごせるようにもなるでしょう。
このように瞑想を続ければ段階を踏んで変化が生まれるようになるので、焦らずにじっくりと続けるようにしましょう。