富裕層がリスク感覚を常に保てるのは、有益な情報源からインプットを行い、その情報をコミュニケーションで消化し、最後は俯瞰的な目線と肌感覚をすり合わせて自分のものにするというサイクルが体内にインプットされているからのようです。そして、どうもこの感覚は、ある日突然できるものではなく、常日頃の心がけで徐々に築き上がったもののようです。
今回の食事会ではリスクに関する話題が結構ありましたので、今後、市場動向を注視し気を引き締めていきたいと思います。一方で、会食中の私と言えば、美味しいお食事をインプットさせていただき、コミュニケーションを通じてその方の魅力を消化し、最後はグローバルな白ワインを満喫していました。富裕層のように影響力のある人になるには、まだまだ道半ばのようです。
渋谷 豊 ファイナンシャルアカデミーグループ総合研究所(FAG総研) 代表
シティバンク、ソシエテ・ジェネラルのプライベートバンク部門で約13年に渡り富裕層向けサービスを経験し、独立系の資産運用会社で約2年間、資産運用業務に携わる。現在は、ファイナンシャルアカデミーで執行役員を務める傍ら、富裕層向けサービスと海外勤務の経験などを活かし、グルーバル経済に関する分析・情報の発信や様々なコンサルティング・アドバイスを行っている。慶応義塾大学大学院経営管理研究科(MBA)修了。
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