2018年3月20日 更新

お金の教養 稼ぎ方~『お金原論』[第16回]〜

「お金」とは何か ── 。このシンプルな命題に、現代の視点から向き合おうというのが『お金原論』という新しい学問だ。現代において、私たちの生活とお金とは一蓮托生だ。お金の悩みから解放され、自由な時間を産み出し、心に描く夢のライフスタイルを実現したい。そんなあなたへ。

もう1つ例を挙げよう。
あるセレクトショップで、仕入れ値が1万円の洋服を、店頭で10万円で売っていたとする。仕入れ値は、ほぼ交換価値だ。「1万円で仕入れたものに9万円も利益を上乗せするなんてぼったくりだ」と思う人もいるかもしれないが、セレクトショップで店側が売っている価値は、「洋服」という商品そのものだけではない。そこには「商品をセレクトするセンス」や「あなたが本来、そのセンスの良い洋服を探し出すのに必要な手間」が上乗せされている。
この上乗せされた価値が、いわゆる「付加価値」であり、買い手にとっては「使用価値」ということになる。
言い換えると、セレクトショップの顧客は「自分の価値観に合ったものを選んでもらうという使用価値」にお金を払っているといえる。
もし「商品をセレクトするセンス」や「本来、そのセンスの良い洋服を探し出すのに必要な手間」に9万円の価値がないと多くの消費者が感じれば、店頭価格は結果として下がっていくはずだ。反対に、もしそのセレクトショップが1万円で仕入れた洋服を10万円で売り続けることができているとしたのなら、それはこのショップが提供している付加価値が、買い手である顧客に十分に価格と見合っていると認められている証拠ともいえる。

(『お金原論』126〜132ページより転載)
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泉 正人 泉 正人
お金の教養講座