2018.6.22
CAMBRICの概要と事例
「C」=クラウドコンピューティング
ユーザーがインターネットなどのネットワークを経由してサービス事業者の大規模なサーバーやストレージにアクセスして各種サービスを受ける環境のことです。ユーザーは最低限の接続環境とパソコンやタブレット、スマートフォンなどのクライアントを使い、クラウド上でデータを作成したり、閲覧や管理ができます。自前でサーバーを管理したり、ストレージを増設するのに比べ労力やコストが低く、セキュリティやバックアップという面においてもメリットがあります。現在は多くの大企業がクラウドサービスを展開しており、メールや文書の管理はもちろん、画像や動画の編集や保存、音楽や映画の視聴などにも使われています。
「A」=AI
AI(Artificial Intelligence)は日本語では人工知能と訳されます。長年にわたり研究されてきた分野ですがコンピュータの高性能化により、近年目覚ましく発展を遂げています。
囲碁や将棋、チェスなどのゲーム分野においては、AIが人間のプロのプレイヤーに勝利するようになり話題を集めました。さらにはビッグデータを使用したディープラーニングの発明により、より高度な振る舞いをするAIが開発され、人間と遜色ない受け答えをするチャット機能を搭載したデバイスやサービスが登場しています。またクルマの自動運転システムや顔認証システムなどの画像認識分野においても高度なAIが活躍するなど、これからの私たちの生活を支える技術となっています。
囲碁や将棋、チェスなどのゲーム分野においては、AIが人間のプロのプレイヤーに勝利するようになり話題を集めました。さらにはビッグデータを使用したディープラーニングの発明により、より高度な振る舞いをするAIが開発され、人間と遜色ない受け答えをするチャット機能を搭載したデバイスやサービスが登場しています。またクルマの自動運転システムや顔認証システムなどの画像認識分野においても高度なAIが活躍するなど、これからの私たちの生活を支える技術となっています。
「M」=モビリティ
ネットワーク環境の発展と半導体の集積化が進み、現在ではスマートフォンやタブレット、ノートパソコンなどのモバイル端末があれば屋外であっても様々な高度なサービスを享受できるようになっています。世界中のどこにいても書類を作成して送信したり、ネットショッピングをしたり、映画を楽しんだりすることができるなど、コンピュータ向けサービスを受けられる場所は大きく広がり流動化しています。またAR(拡張現実)技術やVR(仮想現実)技術の発展とグラス型のモバイル端末の進化は、我々が現実を把握する能力をより高度にする可能性を秘めています。
「B」=ビッグデータ
社会のIT化にともない様々な情報が日々集積されるようになりました。検索サービスでの検索ワードや実店舗やネットでの購買行動など、我々のあらゆる行動が蓄積され、その膨大なデータを分析することで、さらなるサービスの改善や最適化が図られています。ユーザーが興味があると思われる広告を表示したり、ユーザーが好みそうな商品を薦めるなど、個々の消費者のニーズに沿ったマーケティングを展開できるようになったのはビッグデータのおかげです。また近年は高性能化した気象衛星や観測機器からもたらされるビッグデータにより天気予報などの気象情報サービスは多様化し精度が上がっています。AIの学習にもビッグデータが用いられるなど、その価値は年々高まっています。
「R」=ロボティクス
長い歴史を持つロボット開発ですが、近年はAIの発展とともに語られることが多くなり、さらなる注目を集めています。多くの分野の労働力がAIとロボットに代替されると言われており、少子化が進行する日本では労働力不足を補うために危険な作業や過酷な肉体労働を代替するロボットの開発が進められています。また高齢化も課題の日本では高齢者の介護を補助したり、身体機能をサポートするロボット技術が日々進歩しています。災害現場等の人間が近づけない場所で活躍するドローンやロボットの開発にも真剣な取り組みがなされており、社会の中でしっかりとした使命を託された産業として発展しています。