2019年2月15日 更新

残業せず早く帰る「朝型勤務」のメリットは? 働き方改革の成功事例

勤務開始時間を繰り上げ、残業せず早く帰る「朝型勤務」。伊藤忠商事が2013年に導入し、コスト削減につながり話題になりました。その他、石川県の食品メーカーは、人手不足の解消以上の効果をあげています。成功事例から朝型勤務のメリットを考えます。

パートといえば職場では「補充戦力」「助っ人」とみられがちですが、オハラでは朝型勤務の高齢パートを人生の先達として敬う気持ちで接するよう、一般社員に「達人」と呼ばせています。達人の前歴はざまざまですが、表彰制度の対象にもなっていて、一般社員に負けないくらい仕事に対して意欲的です。
パートの充足率は高く慢性的な人手不足は解消。生産体制を需要に応じてフレキシブルに運用しやすくなる効果もあらわれました。その余力を活かしてOEM生産を拡大し、独自の新製品の開発も進めています。
オハラの実例から、朝型勤務が向いている業種は製造業で、向いている職場は自動車通勤者が多い地方。向いている職種は現場の時間限定のパートで、向いている従業員は朝に強い比較的高齢の人だとわかります。全社的に一律に導入するのではなく、向いている部分から始めて結果が良ければ徐々に拡大していけば、無理なく導入できると言えそうです。

寺尾淳(Jun Terao)

本名同じ。経済ジャーナリスト。1959年7月1日生まれ。同志社大学法学部卒。「週刊現代」「NEXT」「FORBES日本版」等の記者を経て、現在は「ビジネス+IT」(SBクリエイティブ)などネットメディアを中心に経済・経営、株式投資等に関する執筆活動を続けている。
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