2018年10月12日 更新

カタカナ言葉を減らして美しい日本語を使おう

幸せ自作人こと島津信枝です。最近カタカナの言葉が増えていると思いませんか。また曖昧な表現も増えているように感じます。カタカナは本来外来語で日本語にしづらい言葉に対して用いられていましたが、最近は日本語に同じ意味の言葉がある場合もカタカナで表記することがあります。

私の気になるカタカナ言葉の一つに「クレーム」があります。例えば「クレームをつける」とか「彼はクレーマーだ」など。

どうして分かりやすい日本語で「苦情をいう」という言葉を使わないのでしょうか。

また、間違った使い方をしている場合もあります。
例えば英語のclaimは「要求する、主張する」という意味を持っていますが、苦情を言うという場合はcomplainを使います。
”He complained that he was ill-treated.” など。

90分で学べる、定年後の不安を解消したい方必見!

曖昧な言葉の表現

また曖昧に物事を言うことも増えてきているようです。

例えば「海外に行きたいんだけど、夫とかが反対するのよ」。
「夫とか」というと他にも反対している人がいるような感じですが、実は夫だけ反対しているのを角が立たないように(?)曖昧に表現しています。「夫が反対」または「夫や娘が反対」などの表現の方がはっきりして分かりやすいと思います。

同じような曖昧表現として「みたい」をよく使う人もいます。
例えば「今日は学校休むみたい」など。
これでは休むのか休まないのかはっきりしませんよね。一体誰が休むのかも分かりません。

その他にも時々聞くことがあって違和感を覚えるのは「私的には(わたしてきには)」です。初めて聞いたときは何の事か理解出来ませんでした。「私は」とした方がすっきりします。

こんな調子で日本語が変わってきています。

曖昧なカタカナ言葉が増える事によるリスク

パソコンの説明となるとカタカナばかりです。取り扱い説明書など外国語を見ているように感じることもあります。

外国から入って来た道具だから面倒な翻訳をせずにそのままカタカナ英語を使っているのかもしれません。

でも「日本語で同じ事をもっとはっきり言えるのに」と思うのは年配者のひがみでしょうか。

言葉は時代と共に変化すると言われていますが、曖昧な言葉を使っていると意志疎通も曖昧になり、大事なこともいい加減に判断するようになってしまのではと危機感を覚えます。

出来るだけカタカナ言葉を減らして日本語で意思伝達をするように心掛ければ、美しい日本語が甦るのではないでしょうか。

曖昧な日本語を使っていると精神構造も脆弱になってしまうとも聞きましたので、日頃から明瞭な日本語を意識して使いたいものです。

では 今日はこの辺で。

【前回の記事はこちら】
50代、意外と短い子供達と一緒に過ごす残りの時間
SNSの普及による海外との繋がり
SNSから垣間見える人間関係の変化

最新記事・限定情報はTwitterで配信中♪

1 件

関連する記事 こんな記事も人気です♪

大人の常識ープラスチックの海洋汚染、無関心ではいられない!

大人の常識ープラスチックの海洋汚染、無関心ではいられない!

最近、エコバッグを持って買い物に行く人がとても多くなりました。それでも、プラスチックゴミは増え続け、海洋汚染はますます深刻な問題となっています。環境問題の1つとして、もはや他人事ではない状況になっているプラスチックゴミについて考えます。
相手に良い印象を与える方法とは?今すぐ見た目を変えるテクニック

相手に良い印象を与える方法とは?今すぐ見た目を変えるテクニック

ビジネスをしていくうえで、性別を問わず見た目は大事であるといえるでしょう。若々しさを無理に取り繕うのではなく、年齢にあわせたいい印象をうまく作り出したいものです。 山口遊子著『見た目はすぐに変えられる』 より、いますぐできる見た目をいい印象に変える方法をご紹介します。
ハイテクを活用する「スマート介護」とその「資格」が、介護の人手不足を解消させる?

ハイテクを活用する「スマート介護」とその「資格」が、介護の人手不足を解消させる?

介護業界の人手不足は深刻ですが、それを解決する突破口として期待されるのがロボットや情報通信技術で介護職員の身体的、精神的負担を軽減する「スマート介護」です。導入するだけでなく、その専門資格を設けることでも、人手不足の緩和につながりそうです。
「いつかは住みたい」トロントでの生活費

「いつかは住みたい」トロントでの生活費

カナダの南部、アメリカとの国境付近に位置するトロント。カナダでは最も人口が多く、金融の中心として発展してきました。市制が敷かれたのは19世紀に入ってからですが、それ以降、移民の移住も多く、今ではコスモポリタンの街と言われています。そんなトロントの生活についてお伝えします。
企画・常設・巡回展・・・「基礎用語」を知って美術展をより身近に、自由に!

企画・常設・巡回展・・・「基礎用語」を知って美術展をより身近に、自由に!

草花が日に日に色づき、頃は春。春の展覧会開幕シーズンです。 ・・・と明るく始めたいところですが、今年に限っては、“陽気に誘われて外出”もままならなくなってしまいましたね。こんな機を利用して、今回は春以降開催予定の美術展情報を例に、美術展情報の「基本用語」見直してみましょう。

この記事のキーワード

この記事のキュレーター

STAGE編集部 STAGE編集部
お金の教養講座
お金と投資のセミナー情報(無料)

お金の教養講座

おすすめ

お金の教養講座

⼤⼈として知っておきたいお⾦の知識。
⼈⽣そのものを充実させるためのお⾦の基礎講座

月5万円で資産1億円を目指すゴイチセミナー

1億円を作った人が実践してきた「資産運用のルール」を真似しよう


ファイナンシャルアカデミー公式SNS