2017.11.7
本棚を眺めるだけで、その人自身がありのままに見える
仕事やプライベートで訪ねた先に本棚があると、どんな本が置かれているかついつい見てしまいませんか?
「へえ、建築に興味があるんだ。料理も好きなのね」と、本棚を見ればその人の興味関心が手に取るようにわかります。普段のお付き合いの中からは見えてこなかった意外な一面も見えてくるかもしれません。
本は知性の源で、本棚は持ち主の知性の履歴を表すもの。最近は無料で読める情報がインターネットにあふれていますが、質の高い情報は、やはりお金を払って手に入れられる本から得られることが相対的に多いのも事実。
また、10年、20年が経過しても手にとって読み返すことができる情報であることも本のよさといえるでしょう。
自分の本棚との「正しい付き合い方」
あなたの本棚に並んでいる本は、あなた自身を映し出す鏡でもあります。自分自身をしっかり見つめるためにも、単なる収納としてではなく、心構えをもって本棚と付き合うことが必要です。
そのためにルーチンにしたいのが、「時々眺める」ということ。
本棚の中身は自分自身の興味関心を映し出す鏡です。普段あまり意識せずに本を買っていたとしても、まとめて俯厳してみると、「最近こういうジャンルに特に興味があるんだな」と客観的に認識することができます。
一方で、「以前はこういうジャンルの本をよく読んでいたけど、最近はほとんど手に取らなくなったな」「ためになった本だからと思って大事に保管しておいたけど、今の自分にはもう必要なさそうだな」といった、自分の興味関心の軌跡や成長も見えてきます。自分自身の“頭の中”を客観的にチェックする意味でも、本棚を時々眺めることをルーチンとして取り入れてみましょう。