2018年5月10日 更新

人生の成功者や有能な上司は必ず「セレーノ」な資質を持っている

ボストン・コンサルティング・グループは、世界中の2000万人のサラリーマンを対象にアンケートを実施しました。このアンケートから、彼らが夢に描く理想の上司像がくっきりと浮かび上がったのです。 上司と部下という関係も、つまるところは人間と人間の関係であることが基本。人間的な温かさをもって部下と接しても、クールな冷徹さで部下との関係を維持する上司も、結局のところ「自分がいかに重要な仕事をしているのかを実感させてくれる上司」が、理想の上司像の唯一無二のものであるというのが人材に詳しい人たちの意見のようです。

アメリカのビジネスサイト「Inc.」によると、理想的な上司は決して口にしてはいけないフレーズが存在します。
とくに、「時間がない」という一句は禁句。これは、リーダーとして組織の編成ができていないことを周りに知らしめてしまう結果になるからです。
さらに、「今までもこうしてきただろう」というフレーズも、フレキシビリティーに欠けるひ建設的な印象を相手に与えるため使ってはいけないのだとか。自身にだけ重きを置いている上司、という目で見られてしまいます。

5.部下に常にモチベーションを与え続けるのが理想の上司

企業内の状況や、従業員の個々の資質や才能の如何に関わらず、上司は分かたちの大なり小なりの目標を現実的にかなえさせるモチベーションを与える必要があります。
言い換えれば、企業の将来のためにそれぞれの従業員にある程度のリスクを冒す勇気を持たせることができる上司、ということです。
コンフォートゾーンに安居する社員に、そこから抜け出すモチベーションを与えるには上司の言葉の使いよう、なんですね。

最後はやはり上司自身が「陽性」であること

thinkstock (14408)

部下たちは、船頭である上司や社長の顔を見て仕事をするのですから、その顔が暗く沈んでいては漕ぎ手である部下のモチベーションが著しく下がるのは当然のこと。
思索的であることと、陽性であることは両立できます。
作家の塩野七生氏は、人生の成功者の共通点を「セレーノな男」と表現していました。「セレーノ」とは、「晴れた」「澄み切った」「晴朗な」「落ち着いた」などなど、さまざまな含蓄のある意味を持ちます。なんだそんなこと、と思えるこの資質、実は常に部下たちの前で「セレーノ」でいつづけることは非常に難しいことかもしれません。
しかし、「セレーノ」な上司についていきたいというのも、人間の自然の情であることはまちがいありません。

井澤 佐知子

イタリア在住十数年、美術と食をこよなく愛す。眼下にローマを見下ろす山の町で、イタリアのニュースを発信中。
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