2018年7月26日 更新

仕事は人生を楽しむための手段、オーストラリアの働き過ぎない働き方とは

近年のグローバル化に伴って海外で働く人が増えていますね。外国での仕事や外国人の働き方では理解できないこともあるのではないでしょうか。ここではオーストラリアの日系企業での経験に基づいて、海外ではどんな働き方をしているのかお伝えしたいと思います。

オーストラリア人の休暇の過ごし方② 家のリフォーム

年休の過ごし方で次に多いのが家の修理やリフォームです。オーストラリア人にとって一番大切なのは自分の家族であり、その家族が住む家を直したりリフォームしたりすることは大事なアクティビティの一つになっているのです。家族を大切にするオーストラリア人は、仕事の後に同僚と飲みに行くことは、何かのイベントの時以外、ほとんどしません。まっすぐ家に帰り、子供の面倒をみたり、家の仕事をしたりします。子供のいない人はスポーツに参加したり趣味を楽しんだりします。

余った時間を使ってボランティア活動

と、これだけだと、オーストラリア人はなんて利己的な人達なんだろうと思うかもしれませんね。ところが、OECDが2015年に世界の各国を対象にボランティアの参加率を調査した結果では、過去12か月間にボランティアの活動をした人の割合は日本では26%なのに対し、オーストラリアでは40%と高くなっているのです。ちなみに一番高かったのがニュージーランドの45%、次がアメリカとカナダで44%、そしてその次がオーストラリアの順になっています。このデータを見る限り、オーストラリア人は決して利己主義者ではなく、時間を上手に使い、余った時間を使ってボランティア活動を行い社会に貢献していることがわかります。

まとめ

今日本では、長時間労働に対する対策として「働き方改革」が進行中ですね。世界一勤勉と言われる日本人は、その勤勉さのおかげでたくさんの素晴らしいものを生み出してきました。でも、その一方で挨拶好き、会議好き、報告好き、と形式的な事に時間を掛け過ぎているようにも見えます。そうしたものを最低限に抑え、休暇を取ることへの罪悪感をなくすことができれば、ワーク・ライフ・バランスを実現することもそれほど難しくはないのではないでしょうか。オーストラリア人は日本人の勤勉さから仕事の大切さを学ぶべきですが、同時にオーストラリア人の働き方は日本で見失っているものを教えてくれているように思います。

setsukoT

オーストラリアのメルボルン在住。現地の日系企業で翻訳・通訳をする傍らフリーランスライターとして記事を執筆。2017年からはフルのライターに。カルチャーや社会に関心があり、趣味は旅行とアート。旅行はほとんどの場合、自分たちで計画して旅している。
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