LIMEX(ライメックス)を用いたアップサイクルには実績があります。「IBSA ブラインドサッカーワールドグランプリ2018」(2018 年3月)で使われた横断幕を再生ペレットにして、「第17回アクサブレイブカップ ブラインドサッカー日本選手権 決勝ラウンド」(2018 年7月)のオフィシャルグッズを製造し販売しました。
唯一難点があるとすれば、それは一般家庭に使用済みLIMEX(ライメックス)製品の回収ルートがないこと。回収できないLIMEX(ライメックス)は可燃ゴミとして廃棄されるしかありません。紙代替品・プラ代替品として使われるといっても、素材がパルプやプラスチックではないため、古紙回収ルートやプラ回収ルートに混ぜることはできないのです。
しかし、この問題にある自治体が取り組み始めました。シロナガスクジラの赤ちゃんが漂着した神奈川県です。「かながわプラごみゼロ宣言」において、LIMEX(ライメックス)ロゴの入った製品の回収ルートを確保し、アップサイクルの実証事業を行っていくと発表。具体的には、県内の郵便局や協力団体に回収ボックスを設置し、使用済みLIMEX(ライメックス)を回収、アップサイクルするというものです。
2018 年7 月に日本最大級都市型マルシェ「太陽のマルシェ」で使い捨て食器として採用され、10 月には株式会社スーパーホテルが展開するホテルの一部店舗でクシなどのアメニティとしても採用されたLIMEX(ライメックス)。利用は順調に拡大しており、2019 年春からはLIMEX(ライメックス)製とPlax 製のレジ袋も登場するとか。
世界で問題となっているマイクロプラスチック問題解決に向けて、日本は確実に動き出しています。
【参考】
株式会社TBM https://tb-m.com/
バイオワークス株式会社 https://bioworks.co.jp/
毎日新聞「海の汚染 鎌倉に漂着の子クジラ、胃の中からビニール片」、2018 年9 月1 日、
https://mainichi.jp/articles/20180901/k00/00e/040/249000c
神奈川県「かながわプラごみゼロ宣言̶クジラからのメッセージ」、2018 年12 月27 日、
http://www.pref.kanagawa.jp/docs/p3k/sdgs/index.html
株式会社TBM https://tb-m.com/
バイオワークス株式会社 https://bioworks.co.jp/
毎日新聞「海の汚染 鎌倉に漂着の子クジラ、胃の中からビニール片」、2018 年9 月1 日、
https://mainichi.jp/articles/20180901/k00/00e/040/249000c
神奈川県「かながわプラごみゼロ宣言̶クジラからのメッセージ」、2018 年12 月27 日、
http://www.pref.kanagawa.jp/docs/p3k/sdgs/index.html
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