2018.8.12
富裕層を狙った米国ビバリーヒルズの「シダーズサイナイ医療センター」
確かにスイートやエグゼクティブとつく病室は会議もできそうなハイクラスがいくつもあるのですが、意外とリーズナブルな個室もありアジアや南米からも難治症例を持つ患者が集まってきている病院でもあります。
診療科目での特筆は循環器、心臓外科とカテーテル処置に関しては先駆的に取り組んでいる病院です。一例を紹介すると、日本でも2013年に認可された治療ですが、大動脈弁不全症のカテーテル治療(TAVI)です。
以前は心臓の弁置換と言えば開胸手術となり、大手術でした。しかし、「シダーズサイナイ医療センター」では、カテーテルを使い心臓まで到達したところで不全となった弁の上から、新しい人工または生体弁を開き留置するという驚きの手技を欧米圏でいち早く導入しました。
もちろん傷口も小さく、術後出血や感染リスクは格段に低く治療を受けた患者さんは文字通り「数日退院」が可能になったわけです。
日本からも東北大学などから毎年留学研究生を受け入れているなど、心臓外科やカテーテル領域での高いスキルが提供されていることがうかがわれます。
日本からも東北大学などから毎年留学研究生を受け入れているなど、心臓外科やカテーテル領域での高いスキルが提供されていることがうかがわれます。
診察から事務処理、保険手続きまでがベッドサイドでできる
日本でも個人病院や民間病院で普及しつつありますが、アメリカではさらに進んでおり、慢性期治療や軽い外科処置までが病室を移動せずに受けられる特別室の設置など、差別化を図っています。
医師の診察や検査等のほか事務処理、保険屋手続きも(欧米はすべてに於いて自由診療のため費用削減、節約、交渉が当たり前という世界)ベッドサイドで事が済みます。術後ふらふらの状態で、院内診察室や検査処置室等に出向く必要がないのは患者側にとっては楽々この上ないのです。
「シダーズサイナイ医療センターHP」https://www.cedars-sinai.org/
「いつかは住みたい」バリ島での生活費

アジア有数のリゾート地として有名なバリ島。美しいビーチや極上のホテル、フレンドリーな人々、夕日が美しい寺院、緑豊かな棚田など、豊かな自然とアジアの文化が融合する島として人気を集めています。