2019.9.19
演技理論をベースにした緊張撃退メソッド
「伊藤式・緊張メソッド」は、これまで3万人の俳優や俳優志望者の緊張をとることに成功してきました。
009ページより引用
演技トレーナーであり、吉本興業沖縄ラフ&ピース専門学校演技コース講師として活躍している著者ですが、20年にわたって俳優や声優の演技指導を行なってきました。
一般の人に向けても「スキルUPクラス」を開講し、ビジネスパーソンから主婦、学生対象で、演劇理論に基づいた仕事や生活の支えになる緊張のとり方をレッスンしているのだといいます。
一般の人に向けても「スキルUPクラス」を開講し、ビジネスパーソンから主婦、学生対象で、演劇理論に基づいた仕事や生活の支えになる緊張のとり方をレッスンしているのだといいます。
就活の面接やプレゼン、会議、商談といったビジネスの場だけではなく、結婚式のスピーチなど、日常生活において私たちは人前に出て話をするというシチュエーションが意外と多くあるものです。緊張せずに上手に話せる人は問題ありませんが、実は緊張に伴う不安感を抱えている人は多いのではないでしょうか。
本著では、「伊藤式・緊張撃退メソッド」が紹介されています。このメソッドは、旧ソ連の俳優であり演出家のコンスタンチン・スタニスラフスキーが提唱した「スタニスラフスキー・システム」という演技理論をベースにしたものであるといいます。
俳優の職業病ともいえる緊張のとり方があるのだとしたら、知っておきたいものです。
俳優の職業病ともいえる緊張のとり方があるのだとしたら、知っておきたいものです。
緊張は脳内ホルモンに由来している
みなさんが大事な場面で、胸がドキドキしたり足がガクガクしたり、声が震えてしまったりするのは、医学的には自律神経の乱れに原因があったのです。
079ページより引用
そもそも、私たちはどうしてここぞという大一番で、緊張してしまうのでしょうか。
医学的に見て、緊張は脳内ホルモンの一種によるものであると著者は説明しています。ノルアドレナリンという物質が過剰に分泌されることで、交感神経が活発になりすぎて自律神経のバランスが崩れてしまう。すると、心拍数が上がって動悸が激しくなったり、手足や声が震えて冷や汗が出たり、顔が火照ったりといった症状につながるようです。
医学的に見て、緊張は脳内ホルモンの一種によるものであると著者は説明しています。ノルアドレナリンという物質が過剰に分泌されることで、交感神経が活発になりすぎて自律神経のバランスが崩れてしまう。すると、心拍数が上がって動悸が激しくなったり、手足や声が震えて冷や汗が出たり、顔が火照ったりといった症状につながるようです。
私たちが人前に出た時に、足がガクガクしたり声が上ずってしまったりするのは、自律神経の乱れに由来しているといえるでしょう。
そうはいっても、中にはぜんぜん緊張しない人もいるようです。緊張する人としない人には、どんな違いがあるのでしょうか。
そうはいっても、中にはぜんぜん緊張しない人もいるようです。緊張する人としない人には、どんな違いがあるのでしょうか。
実は、真面目で責任感が強い人ほど、緊張しやすいのだと著者はいいます。自分に与えられた役割をきっちりと果たしたいと考えている。真面目だからこそ、成功への葛藤を抱いてしまうようです。
リラックスした状態で物事に集中していくために、変な緊張を上手にとる術を知っておく必要があるそうです。
リラックスした状態で物事に集中していくために、変な緊張を上手にとる術を知っておく必要があるそうです。