2018.1.22
そんな中、ビジネス分野をはじめとする「モチベーター」と呼ばれる人々の活躍の場も増加。今回手にした『お金のイメチェン』の著者、女性メンタルコーチのMACOさんもその一人です。彼女の考えでは、お金を稼ぐということもスポーツやダイエットのようにポジティブなイメージを持つことで、その後に行うべき物理的プロセスが決まってくるのだそうです。
たしかに、アスリートがメンタルトレーニングを重要視していることは有名ですが、ビジネスにも同じことが言えるのでしょうか? 脳の悪いクセを書き換えて、よりお金を引き寄せやすい状況を作り出す方法を紹介した本書の内容に迫りたいと思います。
お金は「もらうモノ」ではなく「創り出すモノ」!
第一章では「MACO式 お金の引き寄せ10の大原則」として、お金に対する意識改革を行う方法を紹介。中でも「お金はもらうモノではなく、創り出すモノとイメージする」というアドバイスは目からウロコでした。これは、受動的に「お金をもらう」のではなく「創り出す」と考えることで、より能動的に行動を起こせるようになるという考え方です。
スポーツやダイエットと同じように、自分の努力次第でお金を稼ぐ力も引き延ばせられることが分かれば、あとはどうやって努力すればいいかを考えて実行に移すだけ。お金に対する考え方をシンプルに変換することができますね。
お金が入ってくる「脳内リハーサル」をする!
お金を得ることを目指すのではなく、すでに「そうなった意識で過ごす」ことがお金の引き寄せのスピードを最大限に加速させる。そのためには、脳内で「お金を受け取るリハーサル」をすることも有効なのだそうです。例えば、欲しいものが手に入る様子を「くるぞ!」という臨場感をもって思い浮かべたり、その先の計画を立ててみたりすること。
この方法も、アスリートたちが使うのと同じ方法ですね。ロンドンオリンピックで銀メダル、リオオリンピックでも銅メダルを獲得した女子重量挙げの三宅宏実選手も、大会の数年前から自分が表彰台に立つイメージを持ち、その目標が近づいていくことを楽しみながらトレーニングに励んでいたそうです。サッカー日本代表の本田圭佑選手も同様の趣旨の発言をしています。
この方法の大きなメリットはプラス思考で目標に向かっていくためネガティブ思考に陥りにくいことなので、ビジネスにおける不安の解消にも一役買ってくれるのかもしれません。