2018年12月19日 更新

【論語】仕事で活躍できる向学心を持つための孔子の教え

変化の著しい現代においては、常に学び、新しいことを吸収することが求められます。論語を遺した孔子は、常に向学心にあふれていました。孔子はどのような行動が向学心を生み出すといっているのでしょうか。論語から自己研鑽を積むための格言をみてみましょう。

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2018.12.19

自身の能力に慢心せず心をいつまでも若く保つ

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人の己を知らざることを患(うれ)えず、己の能無きを患う。(憲問第十四)
(意味)人が自分の能力を知ってくれないからと不満に思うのではなく、それより自分がまだまだ力量不足であることを心配しなさい。

慢心して学ぶことを怠ってはいけない

自信を持つことは大切ですが、自分の能力に慢心してしまい、日々の研鑽を怠れば、あっという間に若手や時代に追い越されてしまいます。常に足りない能力は何か考え、いくつになっても新しいことを学ぶ姿勢はいつの時代も大切です。
アメリカの大衆車であるフォード車を作ったフォードヘンリー・フォードは、農家から16歳で機械工となり、さまざまな会社を渡り歩いて技術を磨きました。やがて発明王エジソンのもとで働くことになりますが、仕事を終えて家に帰れば自宅の研究所で実験に没頭し、安価な車の生産に成功します。
多くの革新をもたらしたフォードは、「学び続ける人は、たとえその人が80才でも若いといえる。逆に、学ぶことをやめた人は、20才でも年老いている。人生で最も素晴らしいことは心をいつまでも若く保つということだ」と述べています。
向上心を持ち、いくつになっても学び続ける人は、仕事でもプライベートでも有意義な時間を過ごせるのです。

自分に限界を作らず全力で取り組む

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冉求(ぜんきゅう)曰く、子の道を説ばざるには非ず、力足らざればなり。子曰(のたまわ)く、力足らざるものは中道にして廃す。今女(なんじ)は画(かぎ)れり。(雍也第六)
(意味)冉求(ぜんきゅう)が、「先生の道を学ぶことを幸せに思っています。ただ、いかんせん私の力が足りず、なかなか身につけるに至りません。」と言うと、先生がこう言われた。
「本当に力が足りない者は、やれるだけやって途中で力尽きて止めることになるはずだ。しかし、お前はまだ全力を尽くしていない。今やお前は、自分で自分の限界を作り出すことでやらないことの言い訳をしている
困難や大きな労力が予測されるレベルの仕事を前にして、「まだまだ力不足なので無理です」と、謙遜を盾にして断る人を見かけます。謙遜はときに美徳となりえますが、場合によっては、心の奥底で、「何とか苦労をせずに済ませたい」と考えていることの言い訳のようにも聞こえます。
とはいえ、仕事において最も成長を感じるのは、大きな労力や困難がともなう仕事をしたときであるのも事実です。もちろん個人によって成長を感じる部分は違いますが、困難が伴う仕事というものは、さまざまな人に協力を求めたり、プロジェクトに乗り気でない人を巻き込む必要に迫られるものです。
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