パフォーマンスマネジメントにより、成果につながる活動を増やすことが、結果パフォーマンスを高められることになります。個人もセルフマネジメントにこの手法を取り入れることで、自分の強みを生かしたスキル向上に注力することにより、高いパフォーマンスを生み出せます。
では具体的にどのようにして、自分自身でその評価とフィードバックをすればよいのでしょうか。
まずは目標設定が必要です。パフォーマンスマネジメントは行動を評価して成果を高めるもので、目標達成度を重視しないという考え方ですが、目標設定は必要です。では個人として、どのような目標を立てればよいのでしょうか。
それは自分の将来につながるスキルを習得すること、同じ労力でも高い成果を生み出す潜在能力を引き出すことです。
そのためには、自分が関わる社内外の人の課題や問題を発見し、解決することを目標に掲げましょう。ビジネスというのは最終的に、何かしらの課題や問題を解決するものだからです。会社で個人から与えられる業務は、その過程で必要となる作業にすぎません。しかし、どのような業務であっても、何かしらの課題や問題を解決することにつながっています。
そして自分が得意とする能力・スキルを最大限に生かす形で業務に取り組めば、同じ労力でもより大きな成果を生み出せます。そこで自身の評価とフィードバックは、どのようにすれば課題・問題の発見や解決を労せずに行えるかをチェックするという形になるでしょう。
もしかしたらそれは、業務とは直接関わりがないことかもしれません。しかし自身の能力を高めるという目標につながる活動として、ぜひ取り組んでいただきたいと思います。
属する会社がその能力・スキルを評価して、それを生かせる業務を与えられれば、結果的に収入も増えることでしょう。しかし、もしそのような評価が得られないのであれば、転職や独立を考えることになるかもしれません。
いずれにしても自分の強みを生かしたスキルを向上させれば、高いパフォーマンスを発揮できる”自分が居るべき場所”に自分自身を誘うことができます。
もちろん普段の業務においても、自分の強みを発揮するアプローチで取り組めば、効率よく求められる成果を出せると思います。
まとめ
セルフマネジメントにパフォーマンスマネジメントを取り入れることで、同じ労力でも高いパフォーマンスを生み出すようになります。その結果、自分自身が進むべき道も自然と見えてくるようになるでしょう。今の仕事を続けることに疑問を持つ人も、まずはセルフパフォーマンスマネジメントを心がけてみてはいかがでしょうか。
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