目先の利益ばかりを追い求めると、たしかに経済的には成功するかもしれません。しかし、目先の利益しか目に見えない人は、自分のことしか考えず、やがて人は離れてゆきます。
義とは現代でいうところの人や社会の役に立つということです。社会貢献をするという理念や信条を持って行動する人は、危機に陥ったときに助けてくれる人が現れるものです。そして社会に役に立つことを考え行動するものは、多くの人に受け入れられ、長期的に見ても成功します。
以上、ビジネスに活かせる論語の成功哲学を紹介しました。先に紹介したことは、論語のごく一部にすぎません。孔子は若いころは不遇の時代をすごしました。苦境のなかでも学ぶことを怠らず、弟子とともに自らの思想を実践してきました。経験に裏打ちされた孔子の論語から私たちが学ぶことは多いのです