〈森口亮〉圧倒的な価値を生み出す～奇跡のお酒「獺祭」～から学ぶ３つの経営術

なぜ獺祭はこんなに人気があるのでしょうか。気になって獺祭について調べていたら、大人気の裏に非常に奥の深い、たくさんの成功要因がありましたので紹介させていただきます。

急成長している中でも現状の失敗を直視し続けた結果、服というものの本質的価値を生み出した「ユニクロ」は、海外でも高い評価を受け、海外の店舗数が400店舗を超え、今でも成長し続けています。

「ユニクロ」にしても「旭酒造」にしても、商品の本質的な価値を生み出した結果、多くの人に受け入れられ、海外展開にも成功しています。
広告や宣伝も企業の成長に取って欠かせない企業活動です。しかし、会社のメイン商品への更なる高付加価値の付与というのは、経営の上では常に持ち続けなければならないとても大事な視点だと思いました。

今年の母への誕生日プレゼントをきっかけに獺祭について調べてみたところ、ここまで奥の深い日本酒であることを知ることができました。さらに、思いがけず、日本酒だけに限らない、様々なことに共通する物事の本質を学んだ気がしました。

ここまでこだわって作られた「獺祭」であれば、プレゼントのワイングラスと共に、非常に喜んでもらえるのではないかと確信しています。
また獺祭の海外戦略を皮切りに、日本の美味しい日本酒が世界で評価され、日本酒市場がこれからもっともっと盛り上がっていくことを期待しています。

森口　亮

ファイナンシャルアカデミーグループ総合研究所（FAG総研）所属美容師を8年間経験した後に、自らの経験から金融経済教育の必要性を感じ、ファイナンシャルアカデミーに転職。サービス業の経験を活かし、講演会場での運営を担当。2015年よりスクール部門のシニアマネージャーを務め、経済や投資に関する講義の企画にも携わる傍ら、FAG総研の研究員として講演活動や執筆活動にも力を入れている。 FAG総研　http://fagri.jp/