2018.11.6
芸人としてのスタート。それは地元、佐賀を捨てることから始まった。
STAGE編集部:はなわさんの芸人人生。そのスタートとは?
はなわ:小学校4年ぐらいの頃から「芸能界に行くべき存在なんだろう」という根拠のない自信がありまして…当時から、ものまねとか自分で作った歌をアカペラで披露するようなことをしていました。「ファミコン買っての歌」とか「ブリーフパンツの歌」とか、でもそれは小学校でよくあるレベルのものでした。
決定的なきっかけになったのは、高校時代、朝、学校に行っているときです。みんなで汗だくになりながら、遅刻しないために自転車を必死で漕いでいたんですけど…ふと、同じように漕いでいる自分に対して「何やってるんだ?俺」と思い始めたんです。そう思った瞬間に自転車を逆方向に向けて…そのまま近所の土手に座って尾崎豊を聞くと言う(笑)。
子供の頃から教科書やルールに沿った人生は違うんじゃないかと思っていました。佐賀は田舎で上京と言うと福岡や東京はニューヨークに行くぐらいの感覚でしたが、若いし一回挑戦してみようと思って、散々迷惑かけた親にも黙って芸人になりましたね。
STAGE編集部:18歳で上京。やはり「下積み時代」は辛かったですか?
はなわ:「佐賀県」の歌が26歳の時なので下積みは8年ぐらい。今考えると早いんですけど当時は大変でしたね。途中で結婚もありましたし、子供もできたので、やっぱりバイトも色々やりました。コンビニ、引っ越し、皿洗い、ティッシュ配りなど。最終的にはショーパブに落ち着きました。
STAGE編集部:いつ売れるか分からない中、妻の智子さんは?
はなわ:長男が生まれて、本気で芸人を辞めようかなと思ったときもありました。でも嫁は「辞めるな」って言うんですよ。「売れるから」って!凄いですよね、うちの嫁は?テレビとかお笑いのことがよく分かってないし、俺のネタも大して見たこともなかったのに。
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