2018年12月14日 更新

2018年ドル円相場の値幅が狭かった理由

2018年も残すところ1カ月となりましたが、為替市場では12月18−19日のFOMCの結果、及びFRBパウエル議長の記者会見に注目が集中しています。その2018年ですが、為替市場に関わる人にとって2018年は歴史的な一年として記憶されるかもしれません。それは、ドル円の変動幅が市場最狭になりそうだからです。

などを中心に展開しそうです。
もちろん、米中貿易戦争からは最も目を離せません。米中協議の交渉窓口には米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表が責任者を務めることが決まりましたが対中強硬派で有名です。かなり危険な香りがします。しかも、交渉期限の設定が絶妙で、2019年2月末を期限とするこの交渉は、3月上旬の中国の全国人民代表大会開幕直前に区切られています。習国家主席がこの開催を前にして大幅な譲歩ができるのでしょうか。中国が大幅な譲歩をできないことを分かっていて期日を設定したのであれば、交渉がうまくいかないことを最初から狙っているとも捉えられるので、これが米国大統領の意向、そして米議会の意向だとすれば、米中貿易摩擦の激化を暗示しているかもしれません。これだけの材料がそろっているので、2019年の為替相場は大きな動きがあるかもしてないのでますます世界の動向から目が離せそうにありません。
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渋谷 豊 渋谷 豊
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