などを中心に展開しそうです。
もちろん、米中貿易戦争からは最も目を離せません。米中協議の交渉窓口には米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表が責任者を務めることが決まりましたが対中強硬派で有名です。かなり危険な香りがします。しかも、交渉期限の設定が絶妙で、2019年2月末を期限とするこの交渉は、3月上旬の中国の全国人民代表大会開幕直前に区切られています。習国家主席がこの開催を前にして大幅な譲歩ができるのでしょうか。中国が大幅な譲歩をできないことを分かっていて期日を設定したのであれば、交渉がうまくいかないことを最初から狙っているとも捉えられるので、これが米国大統領の意向、そして米議会の意向だとすれば、米中貿易摩擦の激化を暗示しているかもしれません。これだけの材料がそろっているので、2019年の為替相場は大きな動きがあるかもしてないのでますます世界の動向から目が離せそうにありません。
独立性堅守のFRBプライド

2018年11月15日にFRB米連邦準備理事会は、2019年6月に専門家会合を開き金融政策の枠組みを再点検すると発表され、その前後にはFRB当局者から景気見通しに対して慎重な発言が続いたか事からドル高のトレンドに変化の兆しが見えました。今回は、FRBのプライドから2019年の見通しをみていきたいと思います。
渋谷 豊

ファイナンシャルアカデミー総研代表 、ファイナンシャルアカデミー取締役
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