将来が不安すぎて、お金を使った後は、必ず後悔する
何かを買うときは『欲しい』よりも『安い』を優先して買ってしまう
上手にお金を使うことができなくて自分を責めすぎてしまう
などなど上手にお金を使えなくて、悩んでいたり不安を感じている方は多いのではないでしょうか?
この記事ではこんなことがわかります
・お金を上手に使えない人の4つの特徴がわかる
・『お金が使えない』から脱出する4ステップがわかる
・お金が上手に使えない人にオススメのお金の使い方3選がわかる
家族みんなが幸せになれるお金の使い方をマスターして、心地良い日々を過ごしていきませんか?
世の中には『お金が使えない』という不安やモヤモヤを感じている人が存在する?!
お金の問題というと一般的には『お金の使いすぎ』での問題を思い浮かべる人の方が多いですよね。しかし世の中には『お金を使うことができない』と悩んでいる方もいるんです。
これはある程度の預金残高を作ることができた方に多く見られる傾向でして『預金残高が減っていくのが怖い、不安』というところからきていると考えられます。
というのも人間は誰でも、得をしたいと心から思うけど、それ以上に『損をしたくない』生き物なのです。これは行動経済学で『損失回避』と呼ばれるものです。
もしかしたら預金残高の数パーセントを自己投資に使えば、収入アップが見込めるかもしれないけど、それ以上に預金残高が減るというリスクが怖いんですね。
『過ぎたるは猶及ばざるが如し』ってなに?
こんな言葉を知っていますか?
『過ぎたるは猶及ばざるが如し』
何事も程ほどが肝心で、やり過ぎることはやり足りないことと同じように良いこととは言えない。 良いと言われることでも、やり過ぎは害になるということ。
(出典:故事ことわざ辞典)
貯金はもちろん大事ですよね。しかしそれに囚われすぎてしまうと、たとえ大事なことでも他のところで弊害がでてくるかもしれないよってこと。
『お金を使うことが怖い』は一種の脅迫性障害に陥っている可能性もある
もしもあなたがお金を使うことへ過度な恐怖や罪悪感、後悔が伴っている場合『脅迫性障害』の可能性もあります。
強迫性障害(Obsessive-Compulsive Disorder; OCD)は不安障害の一型で、その病態は、強迫観念と強迫行為に特徴づけられます。
強迫観念は無意味ないし不適切、侵入的と判断され、無視や抑制しようとしてもこころから離れない思考や衝動およびイメージなどで
強迫行為はおもに強迫観念に伴って高まる不安を緩和および打ち消すための行為で、そのばかばかしさや、過剰であることを自ら認識してやめたいと思いつつも、駆り立てられる様に行う行為です。
『厚生労働省HP』より引用
つまり将来への不安などからお金を貯めることに囚われすぎてしまい、過度な節約行為をしてドンドン自分自身や家族を追い込んでいってしまうということ。
厚生労働省のデータによりますと、お金以外でも何らかの脅迫症の人は、『50人〜100人に1人』の割合で存在しているとのことです。
この場合早期の治療が必要になります。心の病は処置が遅れれば遅れるほど重くなっていってしまいます。
風邪を引けば当たり前のように内科へ行くように、心の風邪だって当たり前のように心療内科へ行きましょう。恥ずかしいことではありませんよね。
すべての価値基準を『安さ』にしていませんか?
お金を使うことに恐怖心を持ってしまっている人は何かを買うときの判断基準が『安さ』の場合が多いです。
使いやすさとか、そのモノの価値よりも増して『値段』で決めてしまうイメージですね。自分の好きなブランドの洋服を買うというよりは『数百円でそれっぽい洋服を購入することに価値を見出してしまう』わけです。
そのほかにも『100円ショップ』が代表的存在になります。何でも100円ショップで購入しようとしてしまう。
『自分が本当に欲しいモノ』『自分が本当に使いたい商品』ではなくて『どれだけ安くそれっぽいモノを買うか』にフォーカスしすぎてしまうわけです。
貯金も将来への備えももちろん大事。けどそれと同じくらい『今を楽しむこと』も大事
貯金も将来への備えってものすごく重要です!それは当たり前に必要になってくるもの。
『正しい家計管理』の著者の林總さんは本の中でこんな名言を残されています。
預金は義務
『正しい家計管理 将来への不安が消える、自動的にお金が貯まる [ 林總 ]』より引用
これには感銘を受けましたよね。余ったら預金とか、余裕があったら預金というように変動費扱いにするのではなくて、家賃のような必ず発生するものと同じように預金を捉える。
けどそれと同じくらい『今を楽しむこと』も大事ではないかなと思います。
なぜならボクらは貯金をするためだけに日々働いているわけではないからです。人生を楽しむための一つの道具としてお金を使うことも重要だということ。
ここは正直割合が難しいんですよね(汗)お金の使いどころが『今』ばかりになってしまうと良くないし、かと言って『未来』ばかりになってしまっても良くないわけです。
これは人それぞれの家計状況にあった割合が存在すると言っても過言ではありませんね。
その適正な割合を知るためにも日々の家計管理が重要になってくるのですね。
お金を使えない人の4つの特徴とは
1、どんな買い物をしても必ず後悔や罪悪感がある
何にお金を使っても後悔や罪悪感がある人は要注意になります。たとえば日々の食費とか日用品費などなどにお金を支払うことにもストレスを感じる。
生活するために必ず必要なモノ、暮らしを豊かにしてくれるモノを購入する際にもストレスを感じてしまうんです。
2、何を買うときも『欲しいモノ』よりも『安いモノ』を購入する
上の章でも触れましたが、モノを購入するときに『安いモノ』を選んでしまう人ですね。
例えばあなたが家族や友人とランチを食べに行ったとします。そこで自分の予算内で食べたいと思うものを注文するか、メニューの中で一番安いものを選んで注文するかどうかということです。
お金を使えない人はどうしても『安さ』を基準に選んでしまいます。
3、着ている洋服はすべてセールやアウトレット購入品
セールやアウトレットが好きな方が多いのが特徴です。安くモノを買うことに囚われすぎてしまうため、定価でモノを購入することを極端に嫌がります。
特定の商品が欲しいというよりは、セールになっていて安くなっている商品が欲しいというイメージ。
4、お土産やプレゼントは出来るだけ買いたくない
お土産やプレゼントなど、他人のためにお金を使うことができないのでこれらを嫌がるところがあります。
どうしてもの時は日頃の感謝の気持ちというよりは、一番安いモノで済ませようとしてしまう。
SNSで人と比べてしまい暴走してない?
SNSでは人の生活を簡単に覗くことができちゃいますよね。特に厄介なのは『嫉妬心』でしょうか。他人の投稿羨んだり嫉妬心を感じてしまい、それがストレスになってしまうんですね。
『SNS疲れ』はこのことがほぼほぼの原因でしょう。
これは家計管理でも言えることでして、SNS上の誰かと比べてしまい焦りを感じてしまう。例えば貯金額とかもそうでしし、節約方法や家計管理テクニックもそうですね。
それらがプラスの方向(良性嫉妬)に向かうのならそれは成長の糧になるのですが、それがマイナスの方向(悪性嫉妬)に向かうと話はややこしくなってしまいます。
例えば誰かと比べてしまい過剰な節約をしてしまったり家族に強要してしまうわけですね。
節約や家計管理の目的とは?
自分や家族が日々を心地良くストレスなく過ごすため
ここは忘れないようにしていきましょう。いくら貯金額が多くなっても、家族が幸せじゃなければ意味がないんですね。
『お金が使えない』から脱出する4ステップ
1、好きなもの・好きなことを書き出してみる
まずはあなたが何に価値を見出しているのかを明確にしていきましょう。好きなことや好きなものを何でもいいので書き出してみてください。
例えば『映画を観るのが好き』『ライブに行くのが好き』『絵を描くのが好き』『海外旅行に行くのが好き』『洋服が好き』『美味しいものを食べるのが好き』などなど
2、人生で優先順位の低いものを書き出してみる
次は逆にあなたの人生で優先順位の低いもの、人生からなくしたいことを書き出してみてください。
例えば『食に関しては低いかな』『飲み会は低いかな』『ゲームとかは低いかな』『旅行は低いかな』『部屋は低いかな』などなど
3、好きなことに優先的に予算を配分。嫌いなことはとことん節約。
これであなたが何に価値を見出していて、何に価値を感じていないのかがわかりました。
あとは価値を見出すあなたにとって本当に好きなことに優先的に予算を配分していって、優先順位の低いものはとことん節約、必要ならば断絶していきましょう。
残念ながらボクも含めて大半の方は『お金が限られています』
お金を使うことはもちろん大事だけど、優先順位を明確にして効率良くお金を使っていくということが重要ですね。
4、必ず自由に使える『お小遣い』予算を設定する
それと必ずやって欲しいのが日々の予算に『お小遣い』を設定するということ。特に主婦の方に多いのですが、旦那さんのお小遣いは設定してるものの、自分のお小遣いは設定していない的なことですね。
やはり日々の生活に自由に使えるお金というのはある程度必要です。ボクも月1,000円は自由になる予算を設けています。
こういう金額が家計の予算に組み込まれていることで(計算されている予算)、罪悪感を感じないでお金をつかうことができるようになります。
『枠』が不透明だから恐る恐るお金を使うことになったり、罪悪感を感じてしまうんですね。
お金が使えない人にオススメするお金の使い方【3選】
1、書籍
本を読むということはコスパ抜群の最高の自己投資だと感じています。というのも1,000円ちょっとで自分にはない考え方や知識を吸収できるんですからね。
なかなか大きなお金を使うことができない人は、まず書籍の購入から始めることをオススメします。その経験や知識は必ずあなたの人生に良い影響を与えてくれます。
2、旅行
旅行もオススメのお金の使い方です。というのも人間はモノから得られる満足感よりも、経験から得られる満足感の方が長続きするからですね。
モノを買ったことによる満足感はその後急速にしぼんでいってしまいます。しかし旅行などの経験からくる満足感や多幸感は心に残り続け、時折思い出してはボクらを幸せな気持ちにさせてくれます。
3、習い事
習い事も自分を磨くことに繋がりますよね。もちろんジムとかでもいいでしょう。新たな特技を習得する、ジムに行き体型維持や健康維持を意識するなどなど。
これらの行動は『未来』に目が向いているということです。
ただし!ただ会費だけ支払い続けるような『やった気になるだけの習い事』はNGです!
まとめ:お金使えない症候群からの脱出
それでは最後に要点をまとめてみます。
この記事の要点メモ
・良いことも度を超えると悪いことになり得る
・価値の基準を『安さ』だけで考えない
・将来への備えと同じくらい今を楽しむことにも使う
・SNSで人と比べちゃうのもほどほどに
・節約の目的は『幸せな日々を送ること』
・『書籍』『旅行』『習い事』はオススメのお金の使い方です
家族みんなが幸せになれるお金の使い方をマスターして、心地良い日々を過ごしていきませんか?
以上、『お金を上手に使えないあなたへ。人生を豊かにするお金の使い方4ステップ』でした!