2018.5.21
自分のお財布の予定が、分かっていますか
ムダ遣いをしてるつもりはないのに、気が付けば今月もお財布がピンチ! むしろ節約をしているのに……と、家計のやりくりがストレスになることは多いですよね。
ところで、みなさんは自分が1日にどれぐらいのお金を使う予定か把握していますか? 手帳を開いて、この先1週間の予定を見てみてください。毎日の“行動”は書いてあるけれど、“支出”は分かっていないものですよね? 仕事に行って帰るだけの日であれば主な支出はランチ代くらい、水曜日には仕事帰りにヨガのレッスンに行くからチケット代の2,000円、金曜日は女子会だから3,000円……というふうに予定に合わせて必要な金額はイメージすることができます。手帳に書き込んでいってもよいかもしれません。こんなふうに、“行動”と“支出”の関係を意識してみることが、ムダ遣いの解決に役立っていきます。
「予定のない時間」がムダ遣いの原因
週末についても、予定と支出を出してみましょう。例えば土曜日に「高尾山に行く」というレジャーの予定があるとします。「登山だし、かかるのは交通費と飲食代くらいだろう」と思いがちですが、「登山できる靴を用意しよう」「友達への差し入れお弁当も作ろう」と必要なものを考えると、予定には多くの支出があることに気づきます。土日は支出がふくらみがちですが、予定している行動と必要な支出をひもづけてイメージしておくと、あらかじめ「これから先に使う予定のお金」のボリュームが把握でき、行動=支出をコントロールできるようになります。
それでもいつの間にかお金が減っている!という人は、「特に予定のない1日」を振り返ってみましょう。予定がない会社帰りにふらっと立ち寄ったショップで新作のワンピースを衝動買い、遅く起きた日曜日になんとなくカフェに行って、ふと見かけた可愛い雑貨をつい買って……と思いあたることはありませんか。「予定のない時間」は無意識にお金を使ってしまいがちなのです。
自分のお金を意識するだけで変わる
解決することは簡単です。朝起きたら、今日の予定を思い浮かべて、必要な支出をざっくりとイメージしてみるのです。「ノー残業デーで早めに帰れるけれど、特に予定がない」という“空白時間”がありそうな日は要注意。けれど「今日の私は無意識にお金を使ってしまうかも」と意識するだけで行動は変わってきます。外食など支出が多くなりそうであれば、「その分、明日は支出を引き締めよう」とバランスをとっていけるようになるといいですね。
1日1分、今日使うお金を見つめる時間をつくるだけで、ムダ遣いは確実に減っていきます。朝トイレや通勤時間などを利用してもいいですね。使ったあとに家計簿をつけるより手軽で確実です。