2019.6.18
毎度タクシーも家事代行サービスもOKがお金持ちの考え方?
お金持ちの考え方を理解する上で参考になるのが、タクシー・ハイヤーや家事代行サービスの使い方です。ガッチリ稼いでいるお金持ちビジネスパーソンほど、電車・バスなど公共交通機関での移動を避け、タクシー・ハイヤーを頻繁に利用すると感じませんか。なぜなら、鉄道会社やバス会社が定めた路線図や運行スケジュールに合わせて自身が移動をすることは時間の浪費に直結する、との考え方をお金持ちほど持っているためです。タクシー・ハイヤーを利用すれば、最短距離で、かつ自身のスケジュールに合わせて移動可能です。
他方、電車・バスを使っての移動となれば、余計な移動距離や待ち時間が必ず生じてしまいますね。その上、電車・バスの車内で集中して質の高い思考や作業をすることは困難ですから、有限の自身の持ち時間(工数)を浪費する結果になります。例えば、年収2,000万円で年間労働時間が2,000時間のビジネスパーソンがいたとしましょうか。時給換算では、1時間1万円の稼ぎになります。仮に、この人が1時間かけて運賃500円の電車を使って移動したとすれば、1万500円のマイナスになってしまう訳です。
ところが、15分で運賃1,500円のタクシー移動を選択したとすれば、1,000円のプラスになるという考え方なのです。同様の考え方から、お金持ちビジネスパーソンほど家事代行サービスも高頻度で活用しています。最近では、1時間2,000円程度から家事代行サービスを利用可能になってきました。自ら1時間家事をすれば1万円のマイナスですが、家事代行サービスを利用すれば8,000円のプラスです。まさに、「お金で他人の時間を買う、」というお金持ちに典型的な考え方を実践しているのですね。
人生も複利運用するのがお金持ちの考え方?
お金持ち特有の考え方として、一般層が注目すべきことは、人生をも複利運用で捉えている点でしょう。複利運用では、投資で利益が出たらその利益を使わずに元本に加え、徐々に運用額を増やしてゆきます。対して、単利運用では、利益だけを使ってしまい、元本は常に一定となります。お金持ちほど、人生にも複利運用の考え方を採り入れているものです。例えば、若いころに何かのきっかけで小金を得たとしても、浪費せずに自己投資に回すのが当然なのですね。
複利運用のベースとなっている考え方は、投下する元本が大きいほど利益も大きくなり、運用期間が長いほど利益も大きくなる、というもの。つまり、将来大きく稼げる能力を身に付けるために、子供のころから積極的に教育投資をした方が、先々大きな複利の伸びしろを作ることが可能になる訳ですね。一例ですが、20代の独身の時に米国の名門大学に私費でMBA留学したとすると、2年間に負担する諸々のコスト総額は2,000万円超になることが一般的です。
しかし、その後年収2,000万円の仕事に就けば、仮に借金して工面したお金であったとしても、恐らく数年以内に完済できてしまいます。その上、給与や活躍の場という目線でも、将来の伸びしろは一般の方よりも遙かに大きいのですね。また、同じ慶応大学卒でも、受験して大学から入学した者より、幼稚舎から内部進学した者の方が、将来稼ぐための「ベース」をより多く獲得していたりもします。例えば、経営者的な見方・考え方や有効な人脈などが挙げられるでしょう。
寝てても仕組みで稼ぐのがお金持ちの考え方?
お金持ちならではの考え方で決定打とも言えるのは、自身の時間を切り売りせずに「仕組みで稼ぐ」というものです。少なくとも、資産家クラスのお金持ちになるためには、まず「自身の時間を切り売りして稼ぐ」という一般労働者的な考え方から脱却する必要があります。なぜならば、自身の持ち時間(工数)は有限であり、どれほどハードワークを重ねても、売上には自ずと限界があるからなのですね。