2019.9.6
一流はいい声の重要性を知っている
実は、印象の良し悪しを決めている大きな要素は「声」。中略
でも、「声」が変わると、あなたの印象は良くも悪くも大きく変わるのです。
004〜005ページより引用
著者は、2003年よりヴォイストレーニングとフィットネスを融合した、新しいスタイルのトレーニングを研究。現在は、独自のメソッドで、数多くの有名シンガー、俳優、声優、アナウンサーといったプロから一般の人々に到るまで、幅広いレッスンを行っています。
過去に歌手であったという自身の経験を活かし、長年にわたって声のレッスンを行なっている著者。印象というものは、話している内容以外の要素、たとえば声や見た目、仕草などで決まってしまうといいます。
一流の人たちは、声がどれだけ重要なものであるかを知っていて、ポイストレーニングのスクールに通ったりと、声を磨くことが常識になっているようです。
ビジネスにおいて、大事なことを話しているのに、相手になかなか伝わらないということはよくある話です。逆に、大したことではなかったとしても、なぜか納得させられてしまうということも。それは、声の力の差によるものなのだというのです。
ビジネスにおいて、大事なことを話しているのに、相手になかなか伝わらないということはよくある話です。逆に、大したことではなかったとしても、なぜか納得させられてしまうということも。それは、声の力の差によるものなのだというのです。
政治家や経営者ではなかったとしても、ちょっとした商談やスピーチなどの場で、自分の考えや思いを上手に伝えられたら、もっと物事はスムーズに動くはず。相手に与える声の印象を、いい方向に変えるコツを知りたいものです。
人間の体は一本の管と同じ
姿勢を整えれば、それだけで「いい声」になれるのです。中略
その点、意識するだけで、すぐに矯正できる・効果があるのが、姿勢を整えることです。
073ページより引用
声の出し方の改善というと、大変なトレーニングが必要なのではないかと心配になってしまいますが、簡単な方法もあるようです。
声が作られるプロセスは、4つあると著者はいいます。
①肺から息を送り出す
②送り出された息が、喉にある声帯を振動させて音をつくる
③その音を口や鼻の空洞で共鳴させる
④共鳴させた音を口と舌を使って加工(発音)する
①肺から息を送り出す
②送り出された息が、喉にある声帯を振動させて音をつくる
③その音を口や鼻の空洞で共鳴させる
④共鳴させた音を口と舌を使って加工(発音)する
日頃はあまり意識していないものですが、このプロセスを経て、声は体外へと出ていきます。いい声をつくるためには、3つ目の音を共鳴させるという点にポイントがあるようです。
声帯を通った息が口の奥にしっかり当たるようになると、声帯の振動は口腔内をフルに使って共鳴し、相手が聞き取りやすい明るい声に。そのためには、姿勢を整えることが大事であるといいます。
声帯を通った息が口の奥にしっかり当たるようになると、声帯の振動は口腔内をフルに使って共鳴し、相手が聞き取りやすい明るい声に。そのためには、姿勢を整えることが大事であるといいます。
人間の体は一本の管と同じで、姿勢が悪いと管が曲がってしまうことにつながります。特に、くるぶしに重心を置くことで、首や背中が前傾気味になっている人は、まっすぐになることが可能。
姿勢を正していくことであれば、一日の中であっても簡単にできそうです。
姿勢を正していくことであれば、一日の中であっても簡単にできそうです。