星空を眺めてみましょう。
冬の夜空には明るい星が多いため、街中でも星を探すことが出来ます。今はスマホやタブレットの星座アプリで簡単に星座や星を探せる時代になっています。「星座表」や「Google sky map」など無料のものがたくさんあります。スマホを空にかざすだけで、その方向にある星座を教えてくれます。星座の形までは分からなくて大丈夫です。1つでも明るい星を見つけられると、星空を眺めるのが楽しくなりますよ。
星までの距離
星を見つけられたら、星までの距離について考えてみてください。
冬の星空の中で一番明るい星は、おおいぬ座のシリウスです。地球からシリウスまでは約80兆キロメートルも離れています。80兆キロメートルと言われてもまったくイメージ出来ませんね。この距離は光の速さなら8.6年かかる距離です(8.6光年といいます)。光は1秒間に地球を7周半もします。そんな速い光でもシリウスに行くまで8年7カ月もかかってしまいます。逆を言うと、夜空で輝いているシリウスの光は8年7カ月前のもの、つまり2009年春ごろに出た光ということになります。それだけ宇宙は広いんですね。そして、今この瞬間シリウスから出た光は8年7カ月後の2026年に地球に辿り着きます。
冬の星空の中で一番明るい星は、おおいぬ座のシリウスです。地球からシリウスまでは約80兆キロメートルも離れています。80兆キロメートルと言われてもまったくイメージ出来ませんね。この距離は光の速さなら8.6年かかる距離です(8.6光年といいます)。光は1秒間に地球を7周半もします。そんな速い光でもシリウスに行くまで8年7カ月もかかってしまいます。逆を言うと、夜空で輝いているシリウスの光は8年7カ月前のもの、つまり2009年春ごろに出た光ということになります。それだけ宇宙は広いんですね。そして、今この瞬間シリウスから出た光は8年7カ月後の2026年に地球に辿り着きます。
シリウスを見つけたら「2009年春ごろ、自分は何してたかな」や、「今シリウスから出た光がやってるく9年後、自分は何してるかな」なんて考えてみてください。
ベテルギウス
冬にはぜひ見つけてほしい星があります。それは、オリオン座のベテルギウスです。オリオン座はとても有名な星座なので、知っている方も多いと思います。3つ仲良く並んだ星があり、砂時計のような星並びが目印ですね。ギリシャ神話出てくる狩人オリオンの星座です。このオリオン座の肩に輝くオレンジ色の星がベテルギウスです。
ベテルギウスは地球から約500 光年も離れている星です(つまり室町時代に出た光です)。大きさは太陽の約1000倍もあるお年寄りの星「赤色巨星(せきしょくきょせい)」です。この星は「もうすぐ爆発する!!」と言われています。太陽より8 倍以上重い恒星は、その一生を終える最期に、超新星爆発を起こします。ただ、もうすぐといっても星の年齢からしてもう少しなので、あと10 万年以内には爆発するかもしれないとのことです。しかし、正確にいつ爆発するかは分かっておりません。もしかしたら近々爆発するかもしれませんよね。
超新星爆発の衝撃で鉄よりも重い元素が作られ、また新しい星の材料となります。私たちの身体を作っている元素も、元はといえば星の内部や超新星爆発によって作られたものです。つまり、「私たちは星のカケラから出来ている」と言えます。ベテルギウスを見つけたら自分の手のひらも見てみてください。その手も昔輝いていた星で作られたもので出来ていますよ。
〈佐渡島庸平〉〜「ワクワクする」を起点に企画する〜「宇宙とお金」インタビュー[第1回]
「宇宙とお⾦」というテーマで、株式会社コルク代表の佐渡島庸平さんにお話を伺いました。