望遠鏡で宇宙をのぞこう
宇宙には月や惑星、恒星、星の集まり「星団」、星の大集団「銀河」、ガスの集まり「星雲」など様々な天体があります。その多くは望遠鏡がないと詳しくは見えないものです。お近くに天文台や科学館がありましたら、ぜひ星の観察会に参加して望遠鏡で本物の宇宙をのぞいてみてください。望遠鏡をのぞく時は「あの星は地球からどれだけ離れてるんだろう？」「どれくらい大きな天体なんだろう？」など想像してみてください。
銀河や星雲は望遠鏡で見ても淡くボヤーっとしているかもしれません。こういった淡い天体はカメラで撮影すると色鮮やかな姿が浮かび上がります。科学館や天文台のホームページには美しい天体写真も掲載されています。本物の星空を眺めるのと同時に、天体写真を見て宇宙に思いを馳せるのもおススメですよ。
すばる/プレアデス星団(おうし座)
バラ星雲（いっかくじゅう座）
オリオン大星雲（オリオン座）
馬頭星雲付近（オリオン座）
終わりに
冬は空気も澄んでおり、星空を眺めるのにはいい季節です。新月の頃に街明かりが少ない場所に出かけると、とても美しい星空に出会えますよ。日常から少し離れ、ゆったりと星空を眺めてみてはいかがでしょうか。
宇佐美 拓也(うさみたくや)
1986年生まれ、新潟県の佐渡島出身。高校時代に佐渡の星空に感動し、星や宇宙に興味を持つ。現在は星空が美しい石川県能登半島にある石川県柳田星の観察館「満天星」の学芸員。石川県最大の大型望遠鏡での天体観望会、プラネタリウムの解説を行っている。多くの方と一緒に星空を楽しんでいきたい。
STAGE編集部
