2019年4月25日 更新

オリパラ登用の「分身ロボット」にみる人間とロボットの未来

日本の最新AIロボットは知能に加えて生活をサポートできる「体」を持ったものが増えています。2019年に実証実験が始まったAIロボットや東京オリパラで活躍予定のロボット、重度障がい者の働きがいにつながる「分身ロボットカフェ」に注目が集まっています。

2019.4.25

最新の日本ロボット事情! 宅配や接客で期待されるロボットたち

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ロボットと聞くと、近年はもっぱらAIが頭に浮かびます。音声アシスタントの他、家電やアプリに搭載されたAIをイメージする人も多いでしょう。しかし、最近活躍し始めたAIは体を持っています。体は人型の場合もあれば、目的に合った効率的に働ける形状の場合もあります。
たとえば、2019年1月下旬のZMPによる慶応大学藤沢キャンパス内でのロボット(CarriRo Deli)による無人配送実験。CarriRoは、商品配達用に小さなワゴン車のような体を持っています。正面、左右、後方にカメラが配置され、周囲の状況を感知するセンサーもついています。時速6kmで走りながら、障害物があると自律的に対応。人とすれ違う際は、正面についた2つの目で表情を変化させて音声で挨拶します。
3月16日から始まった京王電鉄によるロボット駅員の試験運用では、「窓口案内ロボ」が井の頭線下北沢駅中央改札口で乗客に各種情報を提供。身長は30cmほど、頭と胴体から成る体を持っています。音声と画面表示に加えて、相手の言葉にうなずいたり、案内の際に体を回転させて方向を指示したりすることで、より円滑な対話が可能になっています。

東京オリパラでも注目されるトヨタとパナソニックのロボット

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東京オリパラの組織委員会も、「東京2020ロボットプロジェクト」を発表。その第一弾として紹介されたのが、トヨタが開発する支援ロボットとパナソニックが開発するパワーアシストスーツです。
トヨタの支援ロボットは2種類あり、1つは生活支援ロボット「HSR」、もう1つはデリバリーサポートロボット「DSR」。どちらも体を持っています。HSRは身長100cm〜135cmで、長さ60cmの腕を1本持ち、脚部は直径43cmの全方位台車。頭部にはディスプレイとカメラ、センサーが配置され、さまざまな働きができる腕やセンサー付きの台車と連携してスムーズに移動し、ユーザーの要望に応えます。大会中は車椅子席の方をサポートするのが任務。物を持ってきてくれる、落とした物を拾ってくれるなど、体があるからこそできる働きをしてくれます。一方、DSRの任務は、車椅子席の方に飲食物を運ぶこと。DSRが観客の近くまで飲食物を運び、それをHRSが取って手渡すという連係プレーが見られるそうです。
パナソニックのパワーアシストスーツ「ATOUN MODEL Y」は、人間の肩から太もも部分に装着する「着るロボット」です。大会運営の際、重い荷物の運搬も多い現場などで活躍予定。人間が屈んで物を持ち上げ、運んで荷物を下ろすという動作をするとき、ATOUN3つのモードを自動で切り替えながら、自身の体で人間の腰の曲げ伸ばしや歩行をアシストしてくれます。

ロボットを分身に? 重度障がい者が接客する「分身ロボットカフェ "DOWN"」とは

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体を持つAIを人間の分身として用いる試みもあります。話題を呼んだのは、重度障がい者たちが接客を行うカフェ。2018年11月および12月に期間限定オープンした「分身ロボットカフェ “DAWN”」です。
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