カフェで使われたのは、分身ロボット「オリヒメ(OriHime-D)」。身長120cm、頭部・胴体・2本の腕をもつ人型で、胸には操作する人(パイロット)の名札やプロフィールを付け、腕でトレイを持って飲み物を提供。オリヒメを通じて、お客さんとパイロットが会話することもできます。
「あらゆる人達に、社会参加、仲間たちと働く自由を。」というテーマの通り、ALS患者や障がい者、引きこもりの人たちが分身ロボット(アバター)を自宅などで遠隔操作してカフェで接客を行うというアバターワークが実現。“DAWN”の試みは、ロボットを分身として用いることで職場に出勤し、同僚を持ち、お客さんにサービス提供ができる未来の可能性を示しました。
AIの賢さと人間の知能の対立ばかり強調される昨今ですが、思い返してみればAI搭載の掃除機「ルンバ」は人間と掃除能力を争って対立などしていません。現実には、AIたちは人間の仕事や生活をサポートし、AIと人間の共存・協働が進んでいるのです。
これからの人間に求められているのは、AIに勝つ能力ではなく、AIを使って生きるAIリテラシーと、そうした社会に対応できる価値観の更新であると言えるでしょう。
【参考URL】
会田肇「ロボットサービスを大学構内で実証実験、世界初 ZMP・ローソン・慶大が協力」、Response.、2019年3月14日、https://response.jp/article/2019/03/14/320121.html
山口恵祐「下北沢駅にロボット駅員 あしたから 身ぶりで案内、回答中の割り込み質問にも対応」、ITmedia NEWS、2019年3月15日、https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1903/15/news105.html
生活支援ロボット「HSR」パンフレット、TOYOTA、https://www.toyota.co.jp/jpn/tech/partner_robot/robot/file/HSR_JP.pdf
田沢梓門「トヨタのロボットとパナソニックのアシストスーツが2020年の東京五輪をサポート」、engadget 日本版、2019年3月15日、https://japanese.engadget.com/2019/03/15/2020/
ATOUN MODEL Y 公式サイト、http://atoun.co.jp/products/atoun-model-y
分身ロボットカフェ Café DAWN 公式サイト、https://arca-gia.com/lp/cafe/
会田肇「ロボットサービスを大学構内で実証実験、世界初 ZMP・ローソン・慶大が協力」、Response.、2019年3月14日、https://response.jp/article/2019/03/14/320121.html
山口恵祐「下北沢駅にロボット駅員 あしたから 身ぶりで案内、回答中の割り込み質問にも対応」、ITmedia NEWS、2019年3月15日、https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1903/15/news105.html
生活支援ロボット「HSR」パンフレット、TOYOTA、https://www.toyota.co.jp/jpn/tech/partner_robot/robot/file/HSR_JP.pdf
田沢梓門「トヨタのロボットとパナソニックのアシストスーツが2020年の東京五輪をサポート」、engadget 日本版、2019年3月15日、https://japanese.engadget.com/2019/03/15/2020/
ATOUN MODEL Y 公式サイト、http://atoun.co.jp/products/atoun-model-y
分身ロボットカフェ Café DAWN 公式サイト、https://arca-gia.com/lp/cafe/
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