たとえば、会社員として働くだけでなく、起業をしてビジネスを起こすという発想や、投資をして資産や収入を増やすという発想、あるいはアーティストのプロデュースを行って印税が入るしくみをつくるといった発想が必要になります。
このように、考え方と行動を変えないと、大きく成長はできないのですが、
このように、考え方と行動を変えないと、大きく成長はできないのですが、
小さな世界で「大将」になっていると、自分よりすぐれた他人の才能が見えなくなってしまう
のです。
人は自分の経験の枠の中でしか判断できない
人は基本的に、過去の経験にもとづいた判断しかできません。
たとえば、原始時代 の人が、馬に乗るのが最新の移動手段だと思っていても、実はその時代にもすでに船が存在していたかもしれません。馬が最新の移動手段だと思っている人は、まさか海を渡ろうとは思わないでしょう。
たとえば、原始時代 の人が、馬に乗るのが最新の移動手段だと思っていても、実はその時代にもすでに船が存在していたかもしれません。馬が最新の移動手段だと思っている人は、まさか海を渡ろうとは思わないでしょう。
僕は、現代においてもこれと同じような経験をしたことがあります。
東京から成田空港までの交通手段について知人と話をしていたときの話です 。僕が想定していた移動手段は、バス、電車、車、タクシーで、普通僕たちは、この中から、利便性や費用を比較して、いずれかを選択していると思います。しかし、その知人から出てきた言葉は、「ヘリコプター」でした。
僕には想像にもおよばない発想でしたが、実際に調べてみると、往復7万円で30分で到着できることがわかりました。
バスだと往復5,000円ほど、電車だと6,000円前後、自分で運転する車だと3万円 (駐車料金を含む)ほど、タクシーだと5万円ほど費用がかかります。
バスだと往復5,000円ほど、電車だと6,000円前後、自分で運転する車だと3万円 (駐車料金を含む)ほど、タクシーだと5万円ほど費用がかかります。
いずれも時間的には1時間半〜2時間程度かかるので、時間を最優先している人にとっては、都心から成田まで30分で到着できるというメリットは、 コストに見合うと いう考え方もできると思います。
実際にヘリコプターを選択するかどうかは別にしても、
実際にヘリコプターを選択するかどうかは別にしても、
世の中には、自分では絶対 に想像できないことを実際にやっている人がいます。
いまの自分の思考は、過去の自分の考え方や経験がつくってきたものです。これらを取り払わなければ、自分の枠の中で収まってしまい、新しい発想をすることができません。
その枠を取り払うためにも執着思考から白紙思考に切り替えることが必要なのです。
via www.amazon.co.jp
泉正人 | ファイナンシャルアカデミー
ファイナンシャルアカデミーグループ代表、一般社団法人金融学習協会理事長
日本初の商標登録サイトを立ち上げた後、自らの経験から金融経済教育の必要性を感じ、2002年にファイナンシャルアカデミーを創立、代表に就任。身近な生活のお金から、会計、経済、資産運用に至るまで、独自の体系的なカリキュラムを構築。東京・大阪・ニューヨークの3つの学校運営を行い、「お金の教養」を伝えることを通じ、より多くの人に真に豊かでゆとりのある人生を送ってもらうための金融経済教育の定着をめざしている。『お金の教養』(大和書房)、『仕組み仕事術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)など、著書は30冊累計130万部を超え、韓国、台湾、中国で翻訳版も発売されている。一般社団法人金融学習協会理事長。